Makotsu Garage

本と映像と音楽の記録(ガレージ)

アンタウォッチマン「芸人ラジオSP」しょの1

前身の「お笑い実力派」からこの番組は切り口が非常にいい。

私の友人の演芸ツウ(それも半分プロ)は毎週この番組を録画する。

 

最近でも「漫才協会SP」「グレープカンパニーSP」「清水ミチコSP」

と斬新な切り口の特集が続く。そして今回は2週にわたり

 

芸人ラジオ特集」・・・これは嬉しい。

 

 

ゲストに伊集院光

爆笑問題おぎやはぎにインタビューと内容が濃すぎる。

そしてナイナイのオールナイトの話も。

 

2011年3月18日のサンドウィッチマンオールナイトニッポン

の話も出た。東日本大震災(3月11日)を気仙沼でロケ中に被災した

サンドウィッチマンが東北を励ますために、当初予定されていた

「AKBのオールナイトニッポン」を急遽変更し、一晩だけの

サンドウィッチマンオールナイトニッポン」を放送した。

 

その際に裏番組の「JUNK バナナマンバナナムーンGOLD」(TBSラジオ

のパーソナリティ「バナナマン」の二人が、放送の中でリスナーに向かい

「今日はサンドウィッチマン聞いてよ」と呼びかけた。

 

そのことをリスナーからのメールで聞いた、サンドウィッチマンの二人は

涙が止まらなかった。と語った。

 

これぞラジオであり。ラジオリスナーだ。

やっぱりラジオっていいな。

 

 

あっぱれ!明治座名人芸

高田文夫先生がまた明治座でイベントを仕掛ける。

あっぱれ!明治座名人芸」(8/19~8/21)

 

落語、漫才、講談、ラジオと高田先生チョイスの名人は、

珠玉のラインナップ。特に漫才(関東漫才)は!

早速チケットを予約した。もちろん予約したのは、8/20の

どっぷり漫才! 漫才協会ドラフト会議」。

 

一般社団法人「漫才協会」」のトップが勢揃い!

会長の青空球児、副会長のナイツ塙、専務理事の青空好児、

常任理事のナイツ土屋、外部理事の高田文夫先生・・・

漫才協会への参加を頑なに拒んでいる、関東漫才の二大エース

爆笑問題」と「サンドウィッチマン」を舞台上で勧誘するらしい。

 

これは楽しみ!

まさかとは思うが、爆笑&サンドと高田先生の丁々発止で

二組の漫才協会加入がライブで見れるかもしれない。

 

 

8月19日(金) 18:30

たっぷり講談! 神田松鯉・阿久里・伯山親子会

  神田松鯉、神田阿久里、神田伯山、林家正楽

 

8月20日(土) 12:00

やっぱりラジオ! ビバリー昼ズ寄席 しょの1

  高田文夫松村邦洋、松本明子、春風亭昇太磯山さやかU字工事

  【ゲスト】宮藤官九郎横山剣

 

8月20日(土) 16:30

どっぷり漫才! 漫才協会ドラフト会議

  爆笑問題サンドウィッチマン、ナイツ、ウエストランドわらふぢなるお

 【ゲスト】青空球児・好児高田文夫

 

8月21日(日) 12:00

みっちり落語! 匠の話芸 三人会

  柳亭市馬柳家喬太郎桃月庵白酒

 

8月21日(日) 16:30

にっこりラジオ! ビバリー昼ズ寄席 しょの2

  高田文夫清水ミチコ東貴博、ナイツ、乾貴美子ロケット団

 【ゲスト】みうらじゅん

 

これだけのラインナップがあると、

公演各々のチケットの売行きを心配してしまう。

明治座のキャパは1368席。これを埋めるのはなかなか大変だ。

まあ土日だから大丈夫かな・・・

 

ラストの公演。明治座にゲスト「みうらじゅん」というのも

かなり捨てがたい・・・。

 

萬来飯店・・閉店していたんだ。

前職の本社を訪問した際に、萬来飯店の前を通ると

シャッターが閉まっていた・・・昼食時だというのに(?)。

ちょっと気になった。

 

古巣の知り合いに聞いた

「萬来やってなかったけど。どうしたの?」

「ご主人が亡くなって店を休んでいたんだけど、3月末で閉店したんだよ」

ええー! びっくりした。

 

ご主人が亡くなったのは風の噂に聞いていたが、

まさか閉店になっているとは・・・

 

 

萬来飯店(通称「萬来(バンライ)」は、

勤めていたトーハンから徒歩数分の中華料理屋さん。

1F座席、2F座敷、3F宴会場で、退社後の一杯から、歓送迎会、

取引先との親睦会と職場の御用達だった。

 

名物はとにかく量の多いこと。(もちろん味も)そしてお手頃価格。

周辺に凸版印刷トーハンの作業場や中小の印刷・製本工場が

乱立していたので、肉体労働者が通う店だったのだろう。

 

三十数年のトーハン在職中に何度この店に行ったろうか?

退社後の飲み、出版社さんや書店さんとの懇親会。

部署の歓送迎会。定年退職者の送別会。仕事始め仕事納め・・・

おそらく平均すると月に6回ぐらい・・・

ざっと通算すると約2,000回強! 通いも通ったりだ。

 

 

 

しかし、私などまだまだ若輩である。

部署の上司たちの中には、ほぼ毎日通っている常連というか・・・

萬来一族のような猛者が多数いた。

とてもとても私には真似できない猛者達だった。

 

なんであんなに毎日飲むんだろう(?)

誘われるのがつらい時も多々あった(笑)。

この辺がサラリーマンの機微で、なかなか微妙で難しい。

 

 

飲みに行くか、宴会がメインだったので。

あまり食事のメニューには縁がなかった。数少ない食べた料理は

名物の「カツカレー」「オムライス」。これがまたデカい。

(全然、中華料理ではなかった)

 

萬来で昼食をとると、おなかが一杯になりすぎて

午後の仕事は、かなり苦しかった・・そして眠かった(笑)。

これも今となってはいい思い出。

 

 

食事の時は基本的に前払いで食券を買う。

(飲み会の時は後払い)

 

 

ここ20年でこのエリア(飯田橋江戸川橋)も

ずいぶんと街並みが変わってしまった。

トーハンも凸版も物流部門、印刷部門が郊外に移転し、

印刷工場・製本工場も次々とマンションに姿を変えた。

その影響で昼間労働人口が減り、周辺の飲食店が次々と

閉店していった。そんな中でも「萬来」は頑張っていた。

いや、いつまでも「萬来」はあるものと思っていた。

 

まさか「萬来」が閉店するなんて・・・

というのが偽らざる感想だ。

 

さようなら萬来。ありがとう萬来。

本当にお世話になりました。

 

 

島唄

安住伸一郎の日曜天国で常連ゲスト「朝倉さや」さんの

島唄」が流れた・・・沖縄の本土復帰50年か

 

私は「島唄」を聞くと涙が流れてしまう。

歌詞の意味が悲しすぎるのだ。今日もウォーキングでこの曲を

聞きながら目頭が熱くなり、涙がぽろぽろとこぼれた。

 

youtu.be

 

この曲を作った宮沢和史さんはこう語っている。

島唄は、本当はたった一人のおばあさんに聞いてもらいたくて作った歌だ。

そのおばあさんは、「ひめゆり学徒隊」で生き残った方だった。

本土決戦を引き延ばすための「捨て石」とされた沖縄地上戦で大勢の住民が

犠牲になった。捕虜になることを恐れた肉親同士が互いに殺し合う・・・。

そんな極限状況とさとうきび(ウージ)畑を流れる静かな風。

 

涙なくしては聞けない、沖縄戦を唄ったものなのだ。

 

 

特に涙なくして聞けないのが

「ウージの森で あなたと出会い ウージの下で 千代にさよなら」

という部分。(意味は下記のリンク先を参照)

 

toyou-medical.com

 

沖縄県民の4人に一人が犠牲(12万人)になった。

驚くべき数字だ。この惨たらしい沖縄戦の上に今の沖縄がある。

さらにアメリカ軍の基地負担は本土復帰後には比重が増加している。

全くもってひどい話だ。この事実を忘れてはいけない。

 

ウクライナは、今「島唄」の状態にある。

この事実も忘れてはいけない。

 

youtu.be

 

タブレット純リサイタル 

高田文夫先生、ラジオ繋がりで

タブレット純リサイタル デビュー20周年記念公演

(中野ZERO小ホール)へ行ってみた。

 

開場前に集う客層を見て違和感を抱いた。

おばさんばっかりだ。それも応援グッズを持ってたりする。

・・・ちょっと嫌な予感。

リサイタルが始まりその予感は的中した。おっかけらしき

おばさまたちがステージ前を占拠。サイリウムを振り出した。

「純烈」のコンサートか!? 隣の席のおばさんも電池式の

サイリウムを振り出した。これが明るくて眩しい・・・

 

まいったな~。 私は芸人「タブレット純」を観に来たのに。

 

 

20分もすると、その雰囲気に慣れてきた。これはこれでよしだ!

 

いいリサイタルだった。

ぐずぐずのMC、段取りと、低音ボイスのパワフルな歌声。

このギャップがたまらなかった。そしてバラエティに富んだ4部構成。

すべてがたまらなかった。

 ・第一部:チンドンアレンジ(ジュンマキ堂とニューパラダイスチンドン)

 ・第二部:ホッピー姉妹(バイオリニスト・石井夕紀)

 ・第三部:GS(グループサウンズ)メドレー

 ・第四部:ジャズ&ムード歌謡

 

私が特に良かったのがGSメドレー。ミリタリールックのタブレット純が

エメラルドの伝説」「君だけに愛を」「たどりついたらいつも雨降り

とにかく歌が上手い上に鬼気迫るトランス状態(笑)。カッコよかった。

 

それとジャズメドレーの

ムーン・リバー」「フライ・ミー・トゥー・ザ・ムーン

さすが「和田弘とマヒナスターズ」のヴォーカルだっただけに

見事な歌唱力だった。

 

 

MCはぐだぐだだっかてけど、それも愛嬌。

なかなか楽しいリサイタルだった。

 

それにしても真横のサイリウムは勘弁してほしかった。

まるで道路工事の交通整理員が持っているライト並みの

明るさだった。

 

 

 

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