Makotsu Garage

本と映像と音楽の記録(ガレージ)

本・雑誌(既刊)

圓朝忌 

8月11日は三遊亭圓朝の亡くなった圓朝忌。 1900年(明治33年)8月11日。享年61歳。 落語中興の祖であり天才であった。 奇しくも昨日、志の輔師匠の「牡丹燈籠」を観てきたばかりだ。 三遊亭圓朝は、一言で語ることができないほど多方面に 偉大な功績を残して…

全成の確率(鎌倉殿の13人)

「頼朝が生きている時代はプロローグにすぎない」 と放送開始当初に三谷幸喜は語っていた。 まさにその通りに頼朝の死後、梶原景時(中村獅童)が粛清され、 今週は頼朝の実弟「阿野全成(新納慎也)」が処刑された。 阿野全成の最期は見事なシーンだった。 …

ビッグアップル殺人事件

久々にKさんからメール(暑中お見舞い)が着た。。 Kさんは同じ歳で出版社のD社に勤務する。 Kさんとはお笑いの趣味が非常に合う。 メールでお互いの「お笑いグッズ・珍書籍の蔵書」自慢合戦をしたり、 「おもちゃの缶詰セット」を頂いたりと、Kさんのコレク…

1996年とバラエティー

7月30日付け朝日新聞「テレビ時評」。 「1996年とバラエティー」というタイトルが気になる。 吉田拓郎の年内引退で大きな反響を呼んだ 「LOVE LOVE あいしてる」が始まったのが1996年。 その時代とバラエティー番組について太田省一が寄稿している。 1996年…

ビル散歩

人の見た夢の話を聞くほど、つまらないものはない。 でも一席お付き合いください。 長年よく見る夢の話が2つある。 一つは、お馴染み「大学の単位が足りず卒業できない夢」 この夢は最近でこそ見ないが、40歳ごろまでは頻繁に見た。 spirituabreath.com も…

尺イワナの季節がやってきた

尺イワナの季節がやってきた。 尺イワナとは文字通り、一尺(30cm)以上のサイズのイワナで 滅多に釣れないので、釣ることが一つのステイタスであり勲章となる。 経験上、尺イワナが釣れるのは7月、8月の暑い時期が多い。 今年の尺イワナの季節だ。今週末に…

参考書を買いに(小売業DXの)

仕事で必要な本を求めて大型書店に向かう。 やはりネット書店ではなく実際に中身を見て買いたいので 在庫の豊富な書店まで車を走らせる。 約30分強で大型書店に到着。書店がどんどん無くなくなる今、 30分で多くの在庫に触れられるのだから、まずまず幸せ…

中野ブロードウェイ物語

中野ブロードウェイ物語 作者:長谷川晶一 亜紀書房 Amazon youtu.be

映画「峠 最後のサムライ」

前から観ようと思っていた映画。 原作は司馬遼太郎。ストーリーも周辺の時代も熟知しているし 大河ドラマ「花神」でも観ているので、正直そんなに期待は していなかった・・・。 しかし、いい映画に仕上がっていた。 本(原作)に力があるのはもちろんだが、…

幕末動乱と富山藩

富山城の郷土資料館に行った時に 掘り出し物を見つけてた。図録「幕末動乱と富山藩」 過去の展示の図録なのだが、幕末好きの私の好奇心を 充分に満たしてくれる”掘り出し物”だった。すぐに購入した。 この図録、幕末から維新までの富山藩の動きが克明に分か…

牛肉どまんなか

仕事帰りに八王子駅ビルによると「山形物産展」らじき催事が。 その中に超人気駅弁「牛肉どまん中」(米沢駅)が出店していた。 その場でご飯を炊き、作っているではないか・・・ これは惹かれる。悩んだ末に・・・夕食に購入する。 www.shinkineya.com 「ど…

定本 本屋図鑑

2013年に発売された「本屋図鑑」の新装版が 発売されたらいいのだが、なかなか見つからない。 それもそのはず夏葉社さんだからな・・・ 当然、書店店頭には無いし、アマゾン他のネット書店でも 扱っていない。夏葉社さんのサイトですら見当たらない(?) ど…

Oliver's Army

小田島隆さんの訃報が流れた。 6月24日逝去 享年65歳。 驚いた。まだ65歳・・・ コラムニスト、テクニカルライター・・肩書の表現が難しい方だが 私がしっくりくるのは、「たまむすび」での「小田島おじさん」。 新聞やネットの訃報記事では「反権力の世相を…

朝倉摂のステージワーク

「生誕100年 朝倉摂展」を見に行って、学生時代に 高くて買えずに、大学近くの渋谷図書館で借りまくっていた 「朝倉摂のステージ・ワーク」を買いたくなった。 1981年 PARCO出版 3800円。 当然、品切で今は流通していない。 こうゆう本を探す場合、昔は古本…

不味い・・・飲むハッピーターン オ・レ

これを買うのは”怖いもの見たさ”以外の何ものでもない。 ローソンが亀田製菓とコラボして発売した 「飲むハッピーターン オ・レ」 ~あまじょっぱい あの美味しさをドリンクに~ これは・・・・ 話題性はピカ一だと思うが。 問題はその味だ。 買って飲んでみ…

フランス解放戦争史

この八王子古本まつりで200円で購入した。 あまり触れる機会のないフランス現代史を軍事という視点で 捉えた書籍。原書房の本だけに内容は折り紙付きだ。 特に興味深かったのは、映画「ジャッカルの日」でしか知らない アルジェリア戦争の実態と、ドゴール大…

どうした(やはり)TBSラジオ・・・

2001年8月から2021年4月まで20年にわたり ラジオ聴取率119期連続1位だったTBSラジオが まさかの4位に転落した。 かっての王者、TBSラジオが聴取率調査4位に転落の衝撃 凋落に歯止めはかかるか ネットニュースでは面白おかしく書き立てる この記事をどう読む…

八王子古本まつり 2022春

仕事帰りに八王子駅に歩いていると、放射線通りで 「八王子古本まつり」が開催されていた。 なんだかんだ言って嫌いではないので、200メートルの 歩行者天国に連なる古書店のテントを見て回る。 今年のテーマは「やっぱり江戸が好き」らしい。 なぜこのテー…

500円でわかる Gmail

今週は忙しい。 システム開発プロジェクトが2本走っていて、その両方が 大きな節目を迎えた。GW前に仕様を固める締切なのだ。 月~木まで、午後はずっとリモート会議のダブルヘッダー。 なかなか疲れる。 リモートワークには大分詳しくなったが、いかんせん…

まんが道 愛蔵版(中央公論社)

藤子不二雄Aさんの想い出は28年前に 主催者として富山でサイン会を開いた時の想い出だ。 1994年10月 当時勤めていた出版取次会社が 文部省主催の「全国生涯学習フェスティバル まなびピアとやま」 (富山産業展示館)にイベントブースを出展した。 本は「生…

コケット画報、人間画法

「デリシャスウィートス」ライブのお土産に購入したのが カタログ本「おめでとう創刊号 ”デリシャスウィートスのコケット画報”」(2005年) チャーマァさん曰く「デリシャスの活動を気に入ってくれた 編集者が、本を出しましょうよ!と言ってくれて出した本…

久々の断捨離

新年度になったので気分一新。書物の整理をすることに。 ブログを振り返ると前回の整理が2020年3月だったので、 約2年ぶりの書物整理。 2年間に増えた書物(書籍、雑誌)を ①蔵書に残すもの ②処分A(古書店へ販売) ③処分B(資源回収業者に) の3つに分ける…

プチ鹿島&春日太一の気ままに昭和トーク 9

政局、野球、プロレス・・・今回もディープな昭和話が聴きたくて 有料配信を見る。「プチ鹿島と春日太一の気ままに昭和トーク 9」 気のせいか回を重ねるごとに、深みが増しているようだ。 今回は、宏池会の政権奪取(岸田内閣)から、夏の参議院選の 面白選…

「ゴドーを待ちながら」三度(みたび)

3/16 TBSラジオ「アフター6ジャンクション」の特集はタイトルが長い 「演劇史に残る古典「ゴドーを待ちながら」を解説してくれる人を ずっと待っていた! 今こそ劇作家「サミュエル・ベケット」 について教わろう特集 by岡室美奈子」 これは必聴だ。 演劇を…

文化放送開局70周年記念「立川志の輔独演会」

志の輔さんと文化放送の歴史は長い。 今では考えられないが、1990年から96年まで昼のワイド番組の パーソナリティを務めていた。それが 「志の輔ラジオ 気分がいい!」(月~金 9:00~11:00)。 その後も「志の輔ラジオ 土曜がいい!」(2003年~07年) 「龍…

源(ミナモト)兄弟が揃い踏み!(鎌倉殿の13人)

今週も「鎌倉殿の13人」が面白い。 義経(菅田将暉)のサイコパスぶりが一段とすごくなってきた。 こいつはかなりヤバイ。でも物語としては面白くなってきた。 今週回でネットがざわついたのは、源氏4兄弟揃い踏みのシーン。 打倒平家で旗揚げした頼朝の元に…

久しぶりに大型書店に行ってみた

仕事関連の本を入手すべく、車で約30分の大型書店に足を運ぶ。 大型書店の中を巡るのは楽しい。いつも行く棚は決まっているのだが、 学参、児童書、医学書以外は一通り棚を見て歩く。 やっぱり月に2回は来ないと健康に良くないな~ お目当ての仕事の本は、い…

雑誌的な発想で新書創刊(マガジンハウス)

2/19の朝日新聞書評欄にこんな記事があった。 マガジンハウスが新書レーベル「マガジンハウス新書」を 創刊した。第一弾は五木寛之と松浦弥太郎の2点。 今後、奇数月下旬に2冊程度ずつ刊行するそうだ。 コンセプトは「雑誌的な発想でつくる新書」。 ここで思…

昭和軽薄体

「本の雑誌」で昭和軽薄体を取り上げている。 嵐山光三郎と椎名誠が寄稿している。 懐かしいな~。 失礼ながらこの部分だけ立ち読みで読了してしまった。 本の雑誌465号2022年3月号 本の雑誌社 Amazon 椎名誠、嵐山光三郎、南伸坊、糸井重里、村松友視らのエ…

石橋山合戦

「鎌倉殿の13人」がますます面白くなってきた。 今週は頼朝の旗揚げと石橋山の合戦。毎週名場面が満載だ。 最近の大河は合戦シーンもこじんまりし、「ナレ死に」(※) を多用する傾向があるが、三谷幸喜は違った。 石橋山の夜の合戦シーンを見事に再現し、 …