この週末は、先週と合わせ、2週分の篤姫を見た。
両方とも、徳川家・大奥を守り抜く事を決意した
”篤姫”に涙を誘われた。
今週のヤマ場は大政奉還。
歴史の教科書では”幕府が朝廷に政権も返上し、江戸幕府が滅亡した”
ぐらいの表現だが。実際には、徳川慶喜が倒幕派の気勢を制して、
新政権の主導権を握る為に行ったものだ。
現に、大政奉還は、倒幕の密勅が薩摩・長州両藩に出された
同じ日に行われ、密勅の意味を瞬時に失わせた。また、慶喜は
腹心の西周に命じて、新政権の閣僚名簿まで作成していた。
しかし、慶喜の思惑もそこまで。
岩倉具視による王政復古のクーデターで、すべては泡と消えた・・
片岡鶴太郎の岩倉具視は、公家独特の老獪さが、いい味だしてます。
- 作者:片岡 鶴太郎
- 発売日: 2005/07/01
- メディア: 単行本