Makotsu Garage

本と映像と音楽の記録(ガレージ)

選挙参謀 (顔役)

選挙では、いろんなミスが起こるものだ。


大阪では、両親と一緒に投票所に来た小学生(11歳)の女児に

事務員が誤って投票用紙を渡してしまい、その娘が投票してしまった。

もちろん投票用紙を特定することが出来ない為、有効投票となる。


事務員「大柄(150cm)なので選挙人と思い込んだ」・・・・・ (笑)


選挙で思い出したのが、



先日、阿佐ヶ谷ラピュタの「武満徹の映画音楽」で観た

「顔役」(1958年 松竹 中村登監督)


伴淳三郎扮する好人物のオヤジ(風呂屋の主人)が、

選挙参謀を称するペテン師(佐田啓二)にのせられ、市会議員に立候補する。

田舎者の顔役に群がる海千山千の人間模様が、風刺コメディで表現される。


佐田啓二のペテン師は、カッコ良く、爽やかな悪党だ。

そして、伴淳三郎沢村貞子の夫婦は、味があり上手い! 本当に上手い!


  伴淳三郎


利権に人が群がり。騙し騙され。巡るめく人間関係・・・。

選挙ってこんなものかな・・・。