劇団「夢の遊眠社」で制作を担当していた高萩宏さんの
著書が出た。早速、購入し読了した。
野田秀樹率いる劇団「夢の遊眠社」は、私が青春時代(芝居をやってた頃)に
最も思い入れのある劇団の一つだった。
- 作者: 高萩宏
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2009/07/23
- メディア: 単行本
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時代は1980年〜1990年前半のバブル期。
演劇第三世代と言われた劇団達が、小劇場からメジャーな商業演劇組織へと変革していった。
「夢の遊眠社」と言ってもピンとこない人も多いかもしれない?
最初は駒場小劇場(駒場東大寮の食堂を改装した劇場)で公演をしていたが、
その後、紀伊国屋ホール、本多劇場へ進出、マスコミでも取り上げられ一気にブレイクした。
今、テレビで良く見る俳優では、段田安則、田山涼成、羽場裕一、松澤一之などが所属していた。
読んでみると、1982年以降のほとんどの公演は観ている。
この本に出ている、下記の主な節目の公演だけでもすべて観た。
1982年 野獣降臨 (駒場小劇場の最終公演)
1985年 彗星の使者 (つくば万博エキスポホール)
1986年 石舞台七変化三部作 (国立代々木競技場第一体育館)
1988年 彗星の使者 (パルテノン多摩野外特設劇場)
1990年 半神 (シアターアプル)
1992年 ゼンダ城の虜 (シアターアプル ) 「夢の遊眠社」解散。
まさに、私の方こそ「僕と演劇と夢の遊眠社」の書名がそのまま当てはまる。
いつも千秋楽公演のチケットを友人に頼んだりした。これはなかなか取れないのだが
千秋楽は、いつも野田秀樹の挨拶と、役者紹介と、最後に
役者全員で「長崎は今日も雨だった」(内山田洋とクール・ファイブ)を歌うのが恒例だった。
これが楽しみだった!
久々に「夢の遊眠社」の芝居が観たくなった。
物置のビデオを引っ張りだすか・・・。