Makotsu Garage

本と映像と音楽の記録(ガレージ)

8月のトルネード

歴史的な勝利(対アルゼンチン戦)に立ち会った興奮が

ブログも饒舌にさせる。


セルジオ越後録 サッカー日本代表2010W杯へ (Football Nippon books)   セルジオ越後録 サッカー日本代表2010W杯へ (Football Nippon books)
 

日刊スポーツでは、辛口のセルジオ越後でさえも

「このメンバーのアルゼンチンを相手に勝ち切ったのは凄いことだよ。」

とめずらしく称賛一辺倒。

ただ最後に、「格上のアルゼンチンには守って守っても許されるが、次の韓国戦は

そうはいかない。日本が互角にやり合って何ができるかだ。

真のザッケローニ監督のサッカーが見れるのは、次の韓国戦だ」と結ぶ。


相変わらず苦言居士である・・・。



今日の「久米宏のラジオなんですけど」(TBSラジオ)のゲストはスポーツカメラマンの

西山和明さんだった。(雑誌『ナンバー』『バーサス』などので活躍)

http://www.odn.ne.jp/stella/feature/nishiyama01.html


西山さんはアルゼンチン戦を振り返って曰く

「この日の日本代表は、バックパスが全くなかった事が、今までと大きく違っていた。

 そのザックイズムをたった4日間で理解し、実戦できた選手のポテンシャルの

 高さも称賛すべきであろう」


うむうむ、なるほど。


このほかにも西山和明さんの話は面白かった。

「西山さんがアメリカ生活していた1995年。野茂秀雄がメジャーにやってきた。

 はじめて日本人がやってきた。最初の登板は、子どもの活躍を祈るように、

 震え、涙がとまらなかった。」


そして、被写体、季節、時間、夕日、場所、樹木をじっくり計算した上で、

野茂の名写真「8月のトルネード」が誕生した。



    八月のトルネード


夕日のドジャースタジアムに映える”トルネード野茂”。

3本のパームツリーが背景を物語る。


(この写真は登板の第一球目をシャッターチャンスに狙った。

 野茂は四球が多く、すぐセットポジションになってしまうため)