Makotsu Garage

本と映像と音楽の記録(ガレージ)

長州力・橋本真也の「コラコラ問答」

この本は、くりぃむしちゅー有田哲平の大変真面目なプロレス本です。


前半は、力道山から中邑真輔、棚橋まで、時系列で事件・抗争並べ、

プロレスラーの名言・珍言で丁寧に解説する。


後半はケンドーコバヤシとの対談(結果は時間切れドロー)となっており、

まさに「アメトーーク」プロレス大好き芸人の活字版。

全編に有田哲平の「プロレス愛」が満ち溢れています。


プロレスラー 伝説のビッグマウス!

プロレスラー 伝説のビッグマウス!


これを読むと”昭和のプロレス”(特に新日本)ってまさに事件・抗争の

が繰り返された”大河ドラマ”だったんだと痛感する。


特に下記の事件は・・・・・そんな中にあって爆笑です(笑)

 ・長州力橋本真也の「コラコラ問答

 ・藤波辰巳の「飛龍革命」 


まずは「コラコラ問答」。


2003年11月18日。プロレス団体「ZERO−ONE」(社長は橋本真也)の記者会見に

長州力(当時WJプロレス所属)が突如乱入。

かくして、プロレス史上に残る壮絶な口喧嘩の幕が切って落とされた。



二人で約70秒間に22回の「コラ」を発しています。(平均3.2秒に1回)

当時51歳の長州力、38歳の橋本真也というオッサン同士(?)が

小学生レベルの「ボキャブラリー」で口撃合戦を繰り返している様は、やはり笑ってしまいます。


長州:「どっちなんだコラ!」

橋本:「何が『コラ!』じゃ!コラ!馬鹿野郎」

長州:「何コラ! タコ!コラ!」

橋本:「なんや! コラ!」


・・・・・・・・ トホホホホ(笑)


有田哲平の「コラコラ問答」解説は、

「これはね、笑い話ではないんですよ。 ひたすら”コラ!”とか”タコ!”と罵り合うという、

 街のケンカのようなリアル感。 ギミックをやめて、あえてそれを狙ってたんじゃないか、と。 

 そういう意味で、プロレスの歴史において、革命的な事件なんです。」 




次回は、”藤波辰巳の「飛龍革命」。前髪切り事件”をお送りします。

どうぞお楽しみに。