Makotsu Garage

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帝国の落日 パクスブリタニカ完結編

静かな休日の午後、驚くニュースが飛び込んできた。

北朝鮮が韓国領の延坪(ヨンピョン)島を砲撃、韓国軍と砲撃戦

 になり、韓国軍兵士二人が死亡」


すわ、第二次朝鮮戦争勃発か?

非常に恐ろしい・・・。 


戦争とはこうも突然に、始まるのか?

先日の佐藤優柄谷行人の対談でも、

第一次世界大戦は何故勃発したのか?、今も解明されていない。サラエボの二発の銃声

 での紛争が、二週間で終わるだろうと考えに反し、全世界を巻き込み、三千万人近い
 被害をもたらした理由が解明できない。」


・・・戦争とは、そいうものなのだろうか?


帝国の落日 (上)

帝国の落日 (上)


ジャン・モリスが描く大英帝国3部作の完結編「帝国の落日」の下巻にようやく突入。、

ヘブンズ・コマンド、パックスブリタニカと続いて、クライマックスの

1947年のインド独立に至る、大英帝国の終焉に読み進んできた、



ヘブンズ・コマンド―大英帝国の興隆(上)ヘブンズ・コマンド―大英帝国の興隆(下)パックス・ブリタニカーー大英帝国最盛期の群像 (上)パックス・ブリタニカーー大英帝国最盛期の群像 (下)


ヘブンズ・コマンド―大英帝国の興隆(上)
ヘブンズ・コマンド―大英帝国の興隆(下)
パックス・ブリタニカーー大英帝国最盛期の群像 (上)
パックス・ブリタニカーー大英帝国最盛期の群像 (下)


ビクトリア女王時代に世界の陸地と人口の4分の1を支配した大英帝国

2度の大戦による疲弊、国際競争力の低下、帝国各地の民族独立運動の激化の中での

窮地の帝国が活路を求めた最後の日々を追跡する、



 1921年 大英帝国版図





第二次世界大戦後、大英帝国の解体作業がはじまった。

そして1947年イギリス国王の王冠の一番大きいいダイヤといわれたインドが独立する。


まさにローマ帝国衰亡記のような、壮大な大英帝国(ブリタニカ)衰亡記である。


日本人の国家観、民族観では大英帝国という構造は理解できないだろう・・・

いわば得体のしれない化け物である。