Makotsu Garage

本と映像と音楽の記録(ガレージ)

へっつい幽霊

立川談春さんは、

「現在最もチケットの取れない落語家」と言われている。


立川談春 アナザーワールド」は、

通常の独演会とは大きく異なり、将来を見据えた、種蒔きの会。

普段やらないネタや、ネタ下ろしを中心に演じる。

今年は3月〜6月まで毎月5日間、成城ホールで行われた。


   立川談春アナザーワールド10


今年の千秋楽を明日に控えた17日に見てきた


  ・開口一番  「手ほめ」 立川春松(弟子)

  ・へっつい幽霊       立川談春

    仲入

  ・人情八百屋        立川談春


これが噂の「へっつい幽霊」か!

遊び人の熊五郎には痺れた・・・本当に痺れた。

談春さんには、ブラックな役がピッタリだ。


そして「人情八百屋」。

マクラで「もうひとドラマあってもいいのにと思わせる・・・」

と説明のあった通り、「文七元結」「紺屋高尾」ばりに

怒涛のクライマックスに向かうと見せかけて、

あの下げ・・・・。


完全に「立川談春アナザーワールド」の虜になった。


落語ファン倶楽部 Vol.13 (CD付)  落語ファン倶楽部 Vol.13 (CD付)


そういえば、昨日発売の「落語ファン倶楽部」の巻頭記事は、

春風亭昇太立川談春 の対談だった。