会社の後輩が新宿末廣亭(寄席)ツアーを企画してくれた。
意外にも落語好き、寄席好きが多いのに驚いた。
二十代、三十代を中心に我が社だけで十九人の団体ツアーとなった。
六月下席の目玉は落語協会会長の柳家小三治師匠。
幸いにも本日は小三治師匠の出演日とあって、場内は立見まで出る大入りだった。
いつも落語は、立川流や春風亭昇太やSWAを見ているので
寄席は初めての体験だった。桟敷席は、少し窮屈だが雰囲気はいいね。
なにより”色物=いろもの”(寄席において落語と講談以外の芸)の
まったり感がいい。この日は、ロケット団(漫才=私は結構好きだ)、
林家正楽(紙切り)、大瀬うたじゆめじ(漫才)、鏡味仙三郎社中(太神楽)が登場。
落語では、林家種平のブラックな笑いが新発見だった。
そして、落語協会副会長” 俵星玄蕃 忠臣蔵”柳亭市馬の美声に酔う。
トリは漆黒の羽織が美しい 柳家小三治師匠が登場。
会場は大盛り上がり。マクラが中途半端のまま「馬の田楽」(上方落語)を演じる。
やはり名人のオーラがあり、上手い。渋い。
今日はとにかく小三治師匠が観れただけでも大満足であった。
帰り道、末廣亭の裏で人盛りが!
その先には「ギター侍 波多陽区」(本物 )が飲み屋の呼び込みをやっていた