スペースシャトルが最後のミッションに飛び立った。
初飛行は1982年。それから30年、
悲劇の事故を乗り越えながらシャトルは飛び続けた。
スペースシャトル 30年のすべて (別冊宝島) (別冊宝島 1782 スタディー)
スペースシャトルは、それ以前のアポロ計画(月着陸)、スカイラブ計画
(有人宇宙ステーション)に比べると地味な印象だった。
しかし、スペースシャトルこそが初の実用宇宙船であり、宇宙を身近に
感じさせてくれた功績は偉大だ。
ミッション開始時は、CNNデイウォッチ(テレビ朝日)でよく中継していて、
打ち上げ、帰還のシーンを興奮して見ていた記憶がある、
そのうちにミッションが日常の風景になってきた1986年に、
チャレンジャー号爆発事故が起こる。
それを克服し、再飛行が開始されて15年の2003年、
コロンビア号が大気圏突入時に空中分解する事故が起こる。
まさに、宇宙開発は命を賭けた人類の戦いであった。
今後、アメリカの有人宇宙飛行の予定は立っていない。
当面はロシアのソユーズのみが国際宇宙ステーションとの間を往復する。
”人類”という言葉が似合い、ワクワク胸を躍らせるような宇宙開発!
そんなことが馴染まない時代になってしまったようだ・・・。