天皇陵は宮内庁により陵墓への立ち入りが厳しく制限されている。
考古学的な調査についても原則許可されない。
特に発掘調査は全面禁止とされている。
宮内庁の見解は、
「陵墓は皇室祭祀の場であり、静安と尊厳を保持しなければならない」
その天皇の治世と古墳の造成時期が大幅にずれて入る例もある。
考古学者から天皇陵と推定されている古墳も少なくない。
そんなブラックボックスが盗掘によって開けられていた。
記録に残っている盗掘だけでも
古くは鎌倉時代から江戸時代、大正、昭和まで多々ある。
4世紀から8世紀の古代天皇陵のほとんどは盗掘されているそうだ。
盗掘の背後には悪徳業者があり、個人の趣味・収集者
との闇取引が垣間見れる。
もちろん盗掘により明らかになった事実も少なくないが、
その真実は、日本の文化財の破壊と消失だ。
大震災の際に道徳的規範を称賛された日本人だが、
エジプトの盗掘団と同じ輩もいたということか・・・。