Makotsu Garage

本と映像と音楽の記録(ガレージ)

読む 水曜どうでしょう

先日、HTBショップで買った「水曜どうでしょう放送辞典」を読んでいる。

この本はよく出来ている。

どうでしょうマニアの欲求の9割は、この本で満たされるはずだ。


    水曜どうでしょう 放送事典 1996.oct・1998.apr


なかでも感動の興味深いのは

  「水曜どうでしょう」初期企画書大公開!


当初の新番組企画での番組タイトルは、「花と筋肉〜HANAKIN」

藤村は「モザイクな夜V3」の経験で「どんなことが面白いか」を探し続けててきた。

イデアを出してはすぐにカタチにし、ほぼ瞬発力で放送していく。この勢いを新番組にも生かそうとする。
水曜どうでしょう放送事典より)


そして放送開始の1か月前(1996.9.5)の企画書では、内容もほぼ固まってきた。

深夜番組の命は”アイデア”です。
  「どんなことがテレビ向きなのか」「何が人を楽しませるのか」

  子供がおつかいに行くだけで高視聴率番組となる。アイデアの勝利!

  そんなアイデアをすぐに実践する・実戦できる番組を作ります。

番組コンセプト
  ・”少数精鋭”でつくるHTBの新深夜番組のコンセプトは

   〜「常識はずれ」「一生懸命」だけど「無意味」〜

   アイデアが全ての”おもしろい”番組を目指します。        (水曜どうでしょう放送事典より)


そして企画書はこう続く・・・


  鈴井・大泉トークから番組はスタートします。



「探偵はBARにいる」VISUAL BOOK (ダ・ヴィンチブックス)  「探偵はBARにいる」VISUAL BOOK (ダ・ヴィンチブックス)



そうなのです。

水曜どうでしょう」が、こんな企画書(失礼!)から

テレビ史上に残る名番組となるに至る要因は、

一にも二にも”大泉洋”という類まれなる才能と出会い、

ミスター、藤やん、嬉しーの間に、化学反応が起きたからに違いありません。


化学反応:関西人キャラ/大泉洋