今日は冬至。今年も残すところあと僅か・・・
最近、役所広司をテレビやラジオでよく見るな、と思ったら
そう言えば関連書も数多く出版されている。
映画では、山本五十六は在米日本大使館勤務の経験もあり広い国際感覚もあった。
国力の差も痛感しており、日伊独三国同盟や日米開戦には反対だった。
しかし日米開戦が不可避になると、その職責(聯合艦隊司令長官)から
真珠湾攻撃を成功に導いた戦略家 として描かれているようだ。
少し前なら、賛否両論ある人物像の描き方だと思う・・・。
日米開戦から70年たったから可能な視点という気もする。
映画とは関係なく、少し前に関連書を読んだ。
山本五十六の最期―検死官カルテに見る戦死の周辺 (光人社NF文庫)
- 作者: 蜷川親正
- 出版社/メーカー: 光人社
- 発売日: 2011/11/01
- メディア: 文庫
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山本五十六は、昭和18年4月18日、最前線を視察中に乗機がアメリカ軍機の攻撃で
撃墜され戦死した。山本長官の戦死を秘匿する為、”海軍甲事件”と呼ばれた。
長官機撃墜は、日本軍の暗号電報がアメリカ海軍情報局に解読され待ち伏せされたことで発生した。
(米軍戦闘機は長官機を集中的に攻撃し、護衛の零戦は無傷だった。)
本書は、救助隊の墜落現場発見記録、軍医による遺体検死記録 等により
山本五十六戦死の状況を推測する。
死因には「機上で即死」「墜落後も生存したが、全身打撲・内臓破裂で死亡」
「機上戦死や即死を演出するために死後損傷」・・・と様々な説が飛び交う
さてその真実は・・・
本書を読むか、映画を見てみるか・・・
ちなみに”海軍乙事件”もあります。