Makotsu Garage

本と映像と音楽の記録(ガレージ)

今年最後の立川志らく独演会

一生の不覚だった。

完全に開演時間を間違えていた・・・

夜7時だと思っていた開演時間は、昼の1時半だった。

開演には間に合わなかった・・・(涙)


  (イメージ)


今年最後の立川志らく独演会(よみうりホール)。

富久」「芝浜」という年末の大ネタ2席。 今年の年末の「芝浜」と言えば。

お客さんの多くは、立川談志立川志らくの身体に降りてくるのを見に来ている。

Yahooオークションでは、このチケットが数万円で売買されていた。


開口一番。志らくミッキーカーチスブルースハープ演奏。曲目は

この素晴らしき世界」(ルイ・アームストロング)、「ふるさとのはなしをしよう」(北原謙二)。


「芝浜」を聞くのは始めてだった。

冒頭で志らくさんが言った。「この話はそんなに抑揚のある話ではなかったんですが、

家元(談志)が演じてから、大ネタになりました」。


たしかに「文七元結」や「紺屋高尾」に比べると、思っていたよりあっさりしている。

しかし、観客がどんどん前のめりになっていく・・・

場内でのすすり泣く声の多さもケタ違いだった。

小生も落語でこんなに泣けるのか・・・というくらい涙を流した。



ザッツ・ア・プレンティー

ザッツ・ア・プレンティー



立川談志の娘さん「松岡弓子」が”闘病265日”を記した著作を読んでいる。

我々が暢気に家元の高座復活を願っている間、壮絶な闘病生活をおくっていたことが分かる。

本当に壮絶な闘病生活だ。


一年半前の自分の父親の闘病生活を彷彿してしまった。

落語家”立川談志”というより”松岡克由”であった。

「家元は最後は家族の元に帰っていった」と言われていたとおりだった。