立川談志師匠の娘さんが書いた、闘病258日の記録。
やっと読了した。
残り頁が少なくなるにつれて、読むスピードが落ちました。
考え考えしながらでないと、読み進めなかったからです。
父と娘、そして母、弟・・・の壮絶な闘病記でした。
そこには落語家”立川談志”ではなく”パパ”松岡克由だった。
本当に家族を愛した方だった。
家族にはいつもこう言ってたそうだ。
「オレがついている、心配するな」
- 作者: 松岡弓子
- 出版社/メーカー: 亜紀書房
- 発売日: 2011/12/22
- メディア: 単行本
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読了した時、ちょうどラジオで立川談志の「富久」を放送していた。
家元の葬儀で流された曲は、「ザッツ・ア・プレンティー(これで満足)」。
生前の家元が愛したデキシーランドジャズの名曲だ。