なぜ今、山本五十六なのだろう?
日米開戦から70年。
王貞治(ソフトバンク会長)が巨人にいたことを知らない世代も多いという時代だ。
多くの世代が日米が戦争していたことも知らないだろう。
そんな時代に、山本五十六という人物を通じて昭和初期という時代を描く。
・・・大河ドラマのノリだ。 そうなのだ、この映画は、大河ドラマなのだ。
舞台は、帝国海軍。キャストも、柄本明、阿部寛、香川照之・・・
そう完全に「坂の上の雲」とイメージがかぶってしまった。
- 作者: 半藤 一利
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2011/11/08
- メディア: 単行本
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一軍の将(提督)として器の大きな人物像を役所広司が好演している。
役所広司の当たり役かもしれない。
その演技に、山本五十六のこんな明言を思い出した。
やってみせて、言って聞かせて、やらせてみて、 ほめてやらねば人は動かじ。
話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。
やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず。.
あと、映画内の人物としては、井上成美(海軍省軍務局長)、山口多聞(第二航空艦隊司令官)、
黒島亀人(聯合艦隊先任参謀)、堀梯吉(元海軍中将)・・・らが気になった。