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映画「聯合艦隊司令長官 山本五十六」

映画「聯合艦隊 司令長官山本五十六」を観た。

なぜ今、山本五十六なのだろう? 


日米開戦から70年。

王貞治ソフトバンク会長)が巨人にいたことを知らない世代も多いという時代だ。

多くの世代が日米が戦争していたことも知らないだろう。

そんな時代に、山本五十六という人物を通じて昭和初期という時代を描く。

・・・大河ドラマのノリだ。 そうなのだ、この映画は、大河ドラマなのだ。


舞台は、帝国海軍。キャストも、柄本明阿部寛香川照之・・・

そう完全に「坂の上の雲」とイメージがかぶってしまった。


聯合艦隊司令長官 山本五十六

聯合艦隊司令長官 山本五十六


一軍の将(提督)として器の大きな人物像を役所広司が好演している。

役所広司の当たり役かもしれない。

その演技に、山本五十六のこんな明言を思い出した。


やってみせて、言って聞かせて、やらせてみて、 ほめてやらねば人は動かじ。

話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。

やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず。.





あと、映画内の人物としては、井上成美海軍省軍務局長)、山口多聞(第二航空艦隊司令官)、

黒島亀人聯合艦隊先任参謀)、堀梯吉(元海軍中将)・・・らが気になった。



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