Makotsu Garage

本と映像と音楽の記録(ガレージ)

テレビは余命7年

年末年始のテレビは相変わらず、変わり映えがしない。

本当に面白い番組は、ごく一部の作品に限られ、あとは有象無象・・・・

私が見たのは、例年見ているお笑いのシリーズとスポーツ中継。


 ・「細かすぎて伝わらない紅白ものまね」(12/29 フジテレビ)

 ・「アメトーーク最優秀芸人48名 運動神経イケてない SP」(12/30 テレビ朝日

 ・「ダウンタウンの大晦日 絶対に笑ってはいけない空港24時」(12/31 日本テレビ

 ・「天皇杯サッカー決勝」(1/1 NHK

 ・「東京箱根間往復大学駅伝競争」(1/2、1/3 NHK) 


年末から年始にかけてテレビ関連の本を2冊読んだ。


テレビは余命7年

テレビは余命7年

テレビ局削減論 (新潮新書)

テレビ局削減論 (新潮新書)


著者は、日経エンタテインメント誌上でテレビ証券を執筆している、「指南役(しなんやく)」

さんと、元テレビ東京常務の石光さん。


時間を水増しした特番、タレントがから騒ぎするバラエティ、増殖を続ける通販番組・・・・

視聴者離れに歯止めはかからず、広告費も減少の一途、メディアの帝王”テレビ”は瀕死の状態にある。


著者はこう述べる。

「もはやそこに、テレビの作り手たちの「志」なにもないと言ってもいい。

志の欠如・・・・・僕は、これがテレビがつまらなくなった最大の要因だと思う」。



日本より先進の欧米の新聞・テレビ業界を見ても、既に死屍累々である。

田中角栄が構築したビジネスモデル「放送50年体制」が瀕死の状態にある。

視る側も作る側も不幸なこの構造を変えるには・・・・

著者の言うように「民放3、NHK1の4大ネットーワーク」(民放ネット局の削減、地方局の複数経営確立)

への大転換しかないのだろうか?


テレビ証券

テレビ証券


僕らの世代は、小さい時からテレビっ子。

風邪で学校を休んだ日など、テレビが一日中看病してくれた。

観たい映画の放送が平日の昼間にあったら。

兄弟揃って、急に風邪になったこともあった。


テレビって、もっと面白いもののはずなんだから、

頑張ってよ!