年末年始のテレビは相変わらず、変わり映えがしない。
本当に面白い番組は、ごく一部の作品に限られ、あとは有象無象・・・・
私が見たのは、例年見ているお笑いのシリーズとスポーツ中継。
・「細かすぎて伝わらない紅白ものまね」(12/29 フジテレビ)
・「アメトーーク最優秀芸人48名 運動神経イケてない SP」(12/30 テレビ朝日)
・「ダウンタウンの大晦日 絶対に笑ってはいけない空港24時」(12/31 日本テレビ)
・「東京箱根間往復大学駅伝競争」(1/2、1/3 NHK)
年末から年始にかけてテレビ関連の本を2冊読んだ。
- 作者: 指南役
- 出版社/メーカー: 大和書房
- 発売日: 2011/09/16
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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- 作者: 石光勝
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2011/12
- メディア: 単行本
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著者は、日経エンタテインメント誌上でテレビ証券を執筆している、「指南役(しなんやく)」
さんと、元テレビ東京常務の石光さん。
時間を水増しした特番、タレントがから騒ぎするバラエティ、増殖を続ける通販番組・・・・
視聴者離れに歯止めはかからず、広告費も減少の一途、メディアの帝王”テレビ”は瀕死の状態にある。
著者はこう述べる。
「もはやそこに、テレビの作り手たちの「志」なにもないと言ってもいい。
志の欠如・・・・・僕は、これがテレビがつまらなくなった最大の要因だと思う」。
日本より先進の欧米の新聞・テレビ業界を見ても、既に死屍累々である。
田中角栄が構築したビジネスモデル「放送50年体制」が瀕死の状態にある。
視る側も作る側も不幸なこの構造を変えるには・・・・
著者の言うように「民放3、NHK1の4大ネットーワーク」(民放ネット局の削減、地方局の複数経営確立)
への大転換しかないのだろうか?
- 作者: 指南役
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2003/11/01
- メディア: 単行本
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僕らの世代は、小さい時からテレビっ子。
風邪で学校を休んだ日など、テレビが一日中看病してくれた。
観たい映画の放送が平日の昼間にあったら。
兄弟揃って、急に風邪になったこともあった。
テレビって、もっと面白いもののはずなんだから、
頑張ってよ!