Makotsu Garage

本と映像と音楽の記録(ガレージ)

志の輔らくご in パルコ

ついに新春の風物詩「志の輔らくごinパルコ」を観ることができた!



立川志の輔師匠は、1996年から毎年1月に渋谷PARCO劇場で落語を開催している。

2006年からは落語界でも初めての同一会場での1ヶ月公演となっている。

それもただの落語会ではない。

この回に合わせ渾身の新作落語をネタ下ろしするとともに、

舞台装置、照明効果、音響効果等を駆使した特別な”志の輔らくごin パルコ”なのだ。


多くの芸能人も新春の催事記としてパルコへ足を運ぶ。

もはやチケットは即完売。オークションでも高額取引され入手は困難。

そんな憧れの「志の輔パルコ」を2月4日に観てきた。(2月5日が千秋楽)




昨年は伊能忠敬を題材にした「大河への道」。

これは昨年7月に観て震えた・・・。

映画化された「歓喜の歌」もパルコが初演だった。 

さてさて、今年は・・・


「タイムトラブル」

冒頭は新作落語(ネタ下ろし?)。

エンディングが高座の後ろが開いて影絵が映る(演劇で言う”屋台崩し”的な)。

そこに「タイムマシンにお願い」が流れる・・・ 演劇的な演出!


「メルシーひなまつり」

志の輔さんに近い友人が「メルシーひなまつりは、志の輔師匠の最高傑作ですよ!」

というだけあって観れたのが幸せだった。 

特にエンディングは想像はしていたが、完全にやられました・・・。 

これなんだよ私がやりたかった芝居ってのは!


「紺屋高尾」

今年のトリは古典なんだ・・・ と思っていたら

亡き家元(立川談志)に捧げる一席だった。

前述の友人曰く「家元が演じた紺屋高尾を全く変えていない」そうだ。


最後は、幕が開くと謡とお囃子(演奏)の方々が並び

志の輔さんの音頭で三三七拍子。 めでてーな!


「メルシーひなまつり」のエンディングが頭から離れない・・・

曲はシルヴィ・ヴァルタンの「あなたのとりこ (Irrésistiblement)」



これが落語のエンディングですよ・・・

イリュージョンですよ!