Makotsu Garage

本と映像と音楽の記録(ガレージ)

大名古屋温泉 後編

昨日からのつづき

次に向かったのは、名古屋の盛り場のひとつ”大須”。

5月10日発売の古今亭志ん朝師匠のCDセット(河出書房新社)の音源が

大須演芸場で録音された未公開音源だったので、話題になっている。


古今亭志ん朝 大須演芸場[CDブック]

古今亭志ん朝 大須演芸場[CDブック]

名古屋の繁華街・大須に「日本一客の入らない」との異名をもつ演芸場がある。その名も大須演芸場
苦しいながらも、必死で寄席の灯を守り続ける席亭の心意気に感じ入った志ん朝は、演芸場を救うため、独演会の開催を快諾。
俺にできることなら、なんでもするよ」──
そして始まった1990年から1999年までの10年間に渡る毎回3日間の公演では、全日満員御礼を記録した。
この独演会は、チケットが入手困難であったこと、名古屋という地方都市で行われたことなどから、東京の志ん朝ファンの
ほとんどが足を運ぶことができず、伝説の落語会とされてきた。この貴重な音源が志ん朝没後11年の時を経て、ここに復活!
地方の独演会独特の、のびのびとした高座、たっぷりのマクラ、なにより志ん朝50代の脂の乗り切った落語をご堪能ください。


  


まずは大須観音へお参り。観音さまの回りには総延長1700メートルのアーケード街が伸びていて、

なにやらディープな雰囲気を漂わせている。

商店街は、老若男女、韓国人、中国人、東南アジア、ブラジル人、その他 あらゆる人々で

商店街はゴッタがえしている。


アーケード脇の路地を入ると「大須演芸場」があった。


  寂しい佇まいだ。お客さんは少なそうだ。


   

快楽亭ブラック師匠が来ているようだ。   受付脇には、古今亭志ん朝師匠のCDセットのポスターが貼ってある。


正直、東京の演芸場と比較すると寂しい佇まい。

まるで昭和30年代〜40年代の地方都市の映画館(名画座)のようだ。


そんな裏寂しさとは正反対に大須の商店街は、ディープでエネルギッシュだ。

古着、雑貨、飲食店、宝石店、パソコンショップ、電化製品、一部オタク系の店など

雑多な混在ぶりに驚く、言語も日本語、ハングル、中国語、ポルトガル語・・・・

ブラジル人が多いんだね・・・・ トヨタの工場の関係かね?


東京でいうと、浅草、上野、御徒町秋葉原、中野、神保町あたりを一つに

まとめて、名古屋弁をしゃべる。そしてそこに外国人が加わる・・・まさにヤミ鍋、ごった煮。

そして、人々のテンションが高い!


  招き猫が待ち合わせスポット


こんな場所、東京にはない・・・ 関西ともちがう・・・

名古屋は独立した文化圏なんだ!  

あらためて文化圏の違いを痛感した日帰り旅行でした。


   有名なコメダ珈琲もありました。

コメ兵大須ういろ、もありました。


最後は、大名古屋温泉という、

完全に名前負けしている日帰り温泉に浸かった後、

夜中の新東名高速道路を一路帰宅する。



やはり言語が文化圏独立の大きな要素だ。