学研の雑誌「歴史群像」が創刊20年を迎えた。
確か最初は季刊だったが、人気が出て月刊になったと記憶する。
従来、活字と写真のみで語られることが多かった
”ミリタリー・戦史(歴史)”を3Dイラスト、CG、図解、地図・組織図をフルに使って
ビジュアル的に解り易く紹介する手法は、”歴史群像”=学研の大きな功績だと言える。
(今では歴史雑誌の多くがこの手法を採り入れている)
- 出版社/メーカー: 学研マーケティング
- 発売日: 2012/07/06
- メディア: 雑誌
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取り上げるテーマも、メジャーより少々マニアックなもので、
非常に興味深い。なにより記事の情報量が申し分ない。
(むしろ多すぎるぐらい・・・)
今月号は、帝国海軍大特集。
「聯合艦隊編制史」「帝国海軍出師準備」「付録特製ボードゲーム」(ミッドウェー海戦、日本海海戦)。
耳慣れない言葉”出師準備”とは、
帝国海軍用語で、艦船部隊・特設艦船部隊その他の海軍諸機関(学校なども)を平時状態から戦時状態に移行し、
かつ戦時中にこの状態を持続維持するために必要とされる準備のこと。 陸軍でいう「動員」。
こうなると、もはや軍政(軍事組織を管理運営するための行政活動)レベル。
やはり少々マニアックなテイストですな・・・。