Makotsu Garage

本と映像と音楽の記録(ガレージ)

本屋は電子書籍の夢を見るか

12月22日、デジタルコンテンツの書店店頭販売システムC-shelfのサービスがリリースされた。

 ・プレスリリース トーハンソフトバンクモバイル

 ・c-shelfユーザーサイト  http://c-shelf.ne.jp/

 ・スマートブックストア   http://www.softbank.jp/mb/service/smartbookstore/



デジタルコンテンツと本屋さん・・・

同じpublishingを素にするものとは言え、全く似て非なるモノを扱う両者の相性・食べ合わせはよいのだろうか?

正直やってみなければ、誰もその結果は分からない・・・


ネット上に、「本屋は電子書籍の夢を見るか」という記事があった。

c-shelfのしくみについては、下記の素朴な疑問を呈している。

   1.こうまでしなければ書店は電子書籍を扱えないのだろうか、
   2.こうまでして電子書籍を扱う必要が書店にあるだろうか、
   3.消費者がこの方法で購入するメリットはどこにあるだろうか、


全く持って正論に見えるが、何か引っかかる・・・

それは書店に対する固定観念なのだと思う。書店ってそんなに固定的なものだろうか?

「蔦屋耕書堂」(蔦屋重三郎が経営していた出版社兼小売店の名称)の昔から書店、書肆はドラスティックに変革して

今に至っている。変化に対応できなかった者は去っていった。今後もそれは変わらない。

方法論は無限にあるが、変革に対応できる者だけが生き残れる・・・


デジタルコンテンツと本屋さんの相性は、大なり小なりのケミストリー(化学反応)を覚醒させ、

生存か絶滅か、どちらかの結果つきつけてくれるだろう。

だからこそ c-shelf のような試みはやらなければならないのであり、

やらなければ、誰も結果を知ることができないのである。


電子書籍の夢を見たい者しか、その夢は見れないのだから


アンドロイドは電気羊の夢を見るか? (1977年) (ハヤカワ文庫―SF)

アンドロイドは電気羊の夢を見るか? (1977年) (ハヤカワ文庫―SF)