Makotsu Garage

本と映像と音楽の記録(ガレージ)

MIRCO 〜マオとボクと、時々、キイちゃん〜

今年最初の読了本は、12月27日発売された YouTubeの大人気動画

フレンチブルドッグのミルコ FrenchBulldog,MIRCO」の実写コミック。


MIRCO(ミルコ) ~マオとボクと、時々、キイちゃん~

MIRCO(ミルコ) ~マオとボクと、時々、キイちゃん~


2007年、ある夫婦のもとに生まれたばかりのフレンチブルドッグがやってきた。

名前をMIRCO(ミルコ)と付けられ長男として迎え入れられた。

※名前は総合格闘家ミルコ・クロコップより命名


YouTubeには、ミルコと家族の成長を ミルコパパが動画としてアップしている

すべて一人称がミルコの物語で、現在306話。

やがて夫婦に長女(マオちゃん)が生まれる。

ミルコは、家にやってきた妹を一生懸命に可愛がり、守り、愛情を注ぐ。

その姿のなんと愛おしいことか!

2012年、夫婦に次女(キイちゃん)が生まれミルコの妹は二人になった。

二人目の妹を迎えるミルコは赤ちゃんのあやし方をしっかり心得ていた。


私がこの動画のファンになっている。


ミルコは今、病気(ガン)と闘っている。

2012年3月31日。次女キイちゃんが生まれる一日前に 余命一年を宣告された

マオちゃん、キイちゃんは余命のことを理解してない。おそらくミルコ本人も・・・

ミルコはマオちゃん、キイちゃんと すごく生きている。

すごく生きているよ!



ミルコの動画を見て思いだすのが、下記の2つの作品。


ゴルゴ13 (Volume130) 勇者が勝利する (SPコミックスコンパクト)   『ゴルゴ13』第130巻「黄金の犬

(ラストシーン)

子供が産まれたら子犬を飼うがいい、子犬は子供より早く成長して、子供を守ってくれるだろう。

 そして子供が成長すると良き友となる。青年となり多感な年頃に犬は年老いて、死ぬだろう。

 犬は青年に教えるのである、死の悲しみを」


そして、日本ペットフード協会の新聞広告。(小島令子作品)



おうちを汚すから飼わないというのなら、犬はお行儀を身につけることができる。
留守がちだから飼わないというのなら、犬はけなげにも、
孤独と向きあおうと努力するかもしれない。
貧乏だから飼わないというのなら、犬はきっといっしょに貧乏を楽しんでくれる。


だけど・・・死ぬのが怖いからって言われたら、犬はもうお手上げだ。
すべての犬は、永遠じゃない。いつかはいなくなる。
でもそれまでは、すごく生きている。すごく生きているよ。
たぶん今日も、日本中の犬たちはすごく生きていて、
飼い主たちは、大変あつくるしくって、幸せな時間を共有してるはず。


飼いたいけど飼わないという人がいたら、伝えて欲しい。
犬たちは、あなたを悲しませるためにやっては来ない。
あなたを微笑ませるためにやって来るのだと。
どこかの神様から、ムクムクしたあったかい命を預かってくれるのは、
人に与えられた、素朴であって高尚な楽しみでもありますよと。