著者は元陸上自衛官で、ビジネス研修講師を務める教育プロデューサー。
孫子の兵法、クラウゼヴィッツの「戦争論」、アメリカ海兵隊式組織論・・・
軍事組織からビジネスを論じる書を数多かじったが、本書は平易で理解しやすい。
軍事組織とは常に目的、目標を明確化し、その達成の為の準備(訓練=教育)を
繰り返し続けている場所。つまり教育機関(システム)なのだ。
・・・・・という新たな認識を得た。
- 作者: 石田英司
- 出版社/メーカー: 中経出版
- 発売日: 2013/01
- メディア: 単行本
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幕僚見積(staff estimates)という言葉を知った。
幕僚(staff)は組織のトップに対して、取るべき行動の選択肢(代替案)を与えることが求められる。
正確な情報を集め、多角的に分析して、結論をトップに伝える。
幕僚見積は大きく3つに分かれる。
1)地域見積:「どこで戦うか」=どこが戦場(市場)なのか考える
2)情報見積:「敵の可能行動」(Enemy Capability)を考える。
3)作戦見積:「戦いを有利に進める行動方針」(アクションプラン)を考える。
・・・・・これって、今やってる仕事と同じでないの・・・
ガッテンしてしまった。