今日の朝日新聞書評「ニュースの本棚」」はテレビ60年だった。
還暦を迎えたテレビの前途を見ると、ネットの台頭、視聴者のテレビ離れ、
広告収入の減少・・・ などなど景気のいい話は無い。
かといって、テレビの過去を振り返ったり、メディアとしてのテレビ論を語るのも、
ちょっとピントがズレている気がする。
そんななか、クイック・ジャパン誌上で現役の放送作家達が”最も面白いバラエティ番組”を選ぶ
恒例の「テレビ・オブ・イヤー」こそが、現在のテレビをリアルタイムで論じる、最も信頼のおける
ものだと私は思っている。
なんったって選考座談会メンバーが凄い!
高須光聖、そーたに、鮫肌文殊、伊藤正宏、都築浩、田中直人、山名宏和、村上卓史、
樋口卓治、中野俊成。・・・ 現在のヒットメーカー達だ。
今年度の受賞作は
大賞 「世界のはてまでイッテQ」(日本テレビ) マッターホルン登頂。
副賞 「夢対決とんねるずのスポーツ王は俺だ!!」(テレビ朝日)
パーソン・オブ・ザ・イヤー 大久保佳代子
対談の中で、やはりテレビは画力、迫力、作り手の魂だという点で、非常に評価されていたのが、
「レッドブルの宇宙からのフリーフォール」だった。