2011年にがんで食道を全て摘出し、昨年に指揮者としての活動を休止した小澤征爾さんが、
今日のNHK「ニュースウォオッチ9」に生出演した。
こういうインタビュー形式でテレビの生放送にでるのははじめてだそうだ。
内容がまたもの凄く良かった!
これはテレビ史に残る名シーンとなるだろう。
- アーティスト: 小澤征爾,チャイコフスキー,オッフェンバック,ブラームス,ボストン交響楽団,サイトウ・キネン・オーケストラ,ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団,フランス国立管弦楽団,ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団,ドレスデン・シュターツカペレ,サンフランシスコ交響楽団
- 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
- 発売日: 2010/09/01
- メディア: CD
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現在はリハビリを続けこの春に活動を再開、更に若手の育成に力を入れている。
リハビリを支えた家族について語り、娘さんのコメント映像を聞いて涙を流した。
会話の中で「スコアを読む」「勉強する」という言葉が繰り返された、
音楽を追求する情熱は少しも衰えていない。
目を大きく見開き、身振り手振りで語る姿はエネルギッシュである。
しかし、語り口は非常にソフトで聞いている人間に優しい。
もの凄い人だ!
人間としての魅力的な方だ。
大越アナウンサーが番組の最後に語った。
「世界の小澤」と言われる方が、なんと垣根の低い方なんでしょう。
サウイフヒトニ ワタシハナリタイ