Makotsu Garage

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坂本龍馬 暗殺の瞬間に迫る

昨晩のNHKテレビ「歴史秘話ヒストリア」はなかなか痺れた!

坂本龍馬 暗殺の瞬間に迫る。 〜最新研究から描く幕末ミステリー〜


暗殺現場となった京都・河原町の近江屋に残されていた、龍馬の血痕が付いた掛け軸。

床から60センチという低さで付着している血しぶきの跡から、

刺客による一太刀目の軌道が浮かび上がった。


龍馬暗殺の謎 (PHP新書)

龍馬暗殺の謎 (PHP新書)


龍馬暗殺には諸説がある京都見廻組説、新撰組説、薩摩藩黒幕説、

紀州藩説、土佐藩後藤象二郎説、中岡慎太郎との相打ち説、陸援隊説 等々・・・

一番有名なのは、明治になってから今井信郎渡辺篤ら元組員が

自供をしている京都見廻組説


現場に残された掛け軸。龍馬の遺品。隊士の履歴書。西岡是心流(二刀流剣術)・・・

これから龍馬暗殺事件をCGで再現した。 うーん説得力ある!


詳細な内容はこちらを参照


結論を言うと。暗殺を指図したのは京都見廻組佐々木只三郎

見廻組の中から選び抜いた暗殺隊を結成し、龍馬の宿舎である近江屋を襲撃した。

龍馬を最初に切ったのは見廻組隊士”桂早之助”。

二条城で、将軍の御前試合で一流の剣豪を相手に50人抜きを達成した剣豪。

400人から成る見廻り組みの中でも跳び抜けた剣の達人であった。


桂が用いたのは、現在は途絶えている”西岡是真流”という剣術。

右手に小太刀を持つ特殊な二刀流だったと考えられている。

小太刀による剣術は、屋根が低い八畳間での戦闘で威力を発揮した。

掛け軸には床から60センチという低さで血しぶきが付着している。

ここから刺客による一太刀目の軌道が浮かび上がる。

龍馬は刺客を警戒せず招き入れ、部屋で座ったまま一太刀目を斬られたのではないか・・・

龍馬暗殺 最後の謎 (新人物文庫)

龍馬暗殺 最後の謎 (新人物文庫)


龍馬暗殺(1967年12月10日)から二か月も経たない1968年1月27日。

桂早之助は、鳥羽伏見の戦いに参戦。翌1月28日、下鳥羽で左股を撃たれて戦死した。

真相は歴史の中に消え去った・・・。