坂本龍馬 暗殺の瞬間に迫る。 〜最新研究から描く幕末ミステリー〜
暗殺現場となった京都・河原町の近江屋に残されていた、龍馬の血痕が付いた掛け軸。
床から60センチという低さで付着している血しぶきの跡から、
刺客による一太刀目の軌道が浮かび上がった。
- 作者: 木村幸比古
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2007/03/16
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龍馬暗殺には諸説がある。京都見廻組説、新撰組説、薩摩藩黒幕説、
紀州藩説、土佐藩・後藤象二郎説、中岡慎太郎との相打ち説、陸援隊説 等々・・・
自供をしている京都見廻組説。
現場に残された掛け軸。龍馬の遺品。隊士の履歴書。西岡是心流(二刀流剣術)・・・
これから龍馬暗殺事件をCGで再現した。 うーん説得力ある!
見廻組の中から選び抜いた暗殺隊を結成し、龍馬の宿舎である近江屋を襲撃した。
龍馬を最初に切ったのは見廻組隊士”桂早之助”。
二条城で、将軍の御前試合で一流の剣豪を相手に50人抜きを達成した剣豪。
400人から成る見廻り組みの中でも跳び抜けた剣の達人であった。
桂が用いたのは、現在は途絶えている”西岡是真流”という剣術。
右手に小太刀を持つ特殊な二刀流だったと考えられている。
小太刀による剣術は、屋根が低い八畳間での戦闘で威力を発揮した。
掛け軸には床から60センチという低さで血しぶきが付着している。
ここから刺客による一太刀目の軌道が浮かび上がる。
龍馬は刺客を警戒せず招き入れ、部屋で座ったまま一太刀目を斬られたのではないか・・・
- 作者: 菊地明
- 出版社/メーカー: 新人物往来社
- 発売日: 2009/11/09
- メディア: 文庫
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龍馬暗殺(1967年12月10日)から二か月も経たない1968年1月27日。
桂早之助は、鳥羽伏見の戦いに参戦。翌1月28日、下鳥羽で左股を撃たれて戦死した。
真相は歴史の中に消え去った・・・。