「正直、中畑清や栗山英樹が監督になる時代がやってくるとは想像できなかった」
「外野手出身監督に名監督なし。今回のWBC山本浩ニ監督は外野手出身である」
「栗山で大丈夫か?」
「松井にあって、イチローにないもの」
第一章のつかみはバッチリの新刊である。
- 作者: 野村克也
- 出版社/メーカー: イースト・プレス
- 発売日: 2013/06/03
- メディア: 新書
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野村克也の舌鋒は鋭い!
しかし、本書にちりばめられている自分の手柄話的な記述は、
照れと甘さが垣間見える。これもノムさんの人柄か・・・。
本書を読んで感じるのは、プロ野球監督とJリーグ監督の大きな違い。
まだまだプロ野球は遅れている?
Jリーグ(J1、J2)の監督になるにはJFA公認S級ライセンスが必須となる。
それは非常に狭き門なのだ。
S級の試験及び講習会内容
【国内短期講習会】
11日間−コーチング能力講習・コミュニケーション能力講習・マネジメント能力講習
【国内集中講習会】
10週間−コーチング能力講習・コミュニケーション能力講習・マネジメント能力講習
【指導実践】4日間
【インターンシップ】
3週間−海外プロクラブ(2週間以上)、Jクラブ(1週間以上)の実地研修後、レポート提出。認定:全てのコースを修了した者の筆記・口頭試験、指導実践、レポート等を総合的に判断し、
JFA技術委員会において審査、同理事会において認定(ここで合格しなければS級は取れない)
S級取得は簡単か?
大変難しい。お金も、時間(例えば普通の会社員では頻繁に長期休暇を取れない)もかかる為、
一般人が取得するのは並大抵の事ではない。従って、現実的には元プロサッカー選手などが取得するケースが多い。
それに一部の例外を除いて基本的にS級コーチになる為にはD級かC級コーチからスタートし、各資格の課題をクリアし
、昇格していかなければならない(例:D級→C級→B級→A級コーチジェネラル→S級)。
あのラモスでさえも、ちゃんと勉強して資格とってるんだもんな〜