Makotsu Garage

本と映像と音楽の記録(ガレージ)

野尻川の禁漁について

3連休でまた会津に釣りに行ってきた。

今回は、只見川水系の福島県大沼郡昭和村まで足を延ばす。

宿は「ペンション美女峠」。

1868年の会津戊辰戦争の際に官軍宿舎だった古民家を改造したペンション。

ご主人は、ご主人は古民家再生普及会を主催する。


 ペンションン美女峠


ここは私らの大先輩がもう20年近く通っている宿だ。

天井が高く囲炉裏のあるパブリックスペースで酒を呑み、語り明かす。

テレビも時計もない(合っている時計が無い)・・・

悠久の時間が流れているようだ。

Hさんはホタルを見るのも目的だったが、残念ながら大雨で見れなかった・・・


 明け方の野尻集落


昭和村の真ん中を野尻川が流れている。

昔はその支流で岩魚が、それはそれは沢山釣れたそうだ。

本流では鮎、そしてウグイが釣れた。ウグイはペンション美女峠で

揚げてもらい甘辛い醤油で食べる。これがまた格別に美味しい。


そんな野尻川が東京電力福島第一原発事故(震災)以来、

渓流釣りが解禁できないでいる。(鮎は解禁した)



誤った伝え方をしてはいけないので、野尻川漁協のホームページを引用する。

野尻川の渓流釣り解禁要望途中経過について

野尻川漁協では今年3月に採捕したイワナ放射能基準値が下回ったため福島県の水産課に
4月24日に関連種類を提出しております。途中経過について県の水産課に確認したところ、
解除申請は県知事名で国に解除申請する書類で、現在野尻川の書類はそろっているそうです。
県としての申請の考え方は領域での解除と考えており、只見川と野尻川の一括解除との見解で、
現在只見川漁協よりの一部書類(モニタリングはOK・採捕場所等の地図が不足)が不足しているので、
今現在国に解除申請を提出していないとの事で、解除には申請後約2か月だそうです。


静かな山村と清流が、約80キロ離れた原発事故の影響で三年間も禁漁・・・

全くもって残念な話だ。私のような釣り客でも腹が立つ。

ましてやそこで生活を営んでいる方の気持ちは計り知れない。


東京電力の社長が新潟県の泉田知事のバトルが話題になった。

全国各地で原発再稼働の動きが具現化してきた。

私に言わせれば「バカヤロー!」 だ。