「人生、成り生き 天才落語家立川談志 青春の巻」
テンポのいいドラマだった!
家元”立川談志”のドラマである。
話が面白くないはずがない。NHKはどう料理してくれるのか?
こうきたか・・・ さすがNHKだったと唸った。
演出は演劇的であり、ドキュメンタリー的でもあった。
短いプロットを懐古調に繋いでいき、繋ぎには落語立川流の紋どころが入る。
それを一時間テンポよく繋いだ。
家元の名場面を合計2時間(青春の巻、家元の巻)の放送でで全部分かってしまう。
いわば、立川談志版「ザッツ・エンターテインメント」だ。
キャストにも驚かされた。
師匠の5代目柳家小さんを落語協会副会長の柳亭市馬師匠が演じ、
寄席のシーンでは、さりげなく立川志らくが高座を務める。なんと豪華な・・・。
要所要所のBGMには、ディキシーランドジャズの名曲
「That's a Plenty」(ザッツ・ア・プレンティ=「こいつは最高だ」)を散りばめる。
立川談志が好きだった曲で、遺言どおり、出棺の際にはこの曲が流された。
音色が物悲しい。
後編(家元の巻)の放送は、8月18日(日)22:00〜23:00 NHK-BSプレミアム
待ち遠しいぞ。