Makotsu Garage

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ケネディ暗殺50年目の真実

本日、読了。

この物語のエンディングは誰でも知っている。

1963年11月22日 テキサス州ダラス、エルムストリート。

考えてみれば、現役のアメリカ合衆国大統領

白昼に暗殺されるということは大事件だ。

衝撃で言えば9.11に匹敵する。


ケネディ暗殺 50年目の真実 KILLING KENNEDY

ケネディ暗殺 50年目の真実 KILLING KENNEDY


クライマックスは承知の上なのだが、

ダラスのシーンには強烈に引き込まれる。

今回、印象に残ったのはこの場面。


(大統領車の)トランクにしがみ付いたまま、ヒル(大統領夫人のシークレットサービス)が

後続車のほうを振り返る。後続車のステップに立つ警護官のポール・ランディス

視線を捉えると、かぶりを振って片手の親指を下に突き出した

その合図を見た警護官のエモリー・ロバーツが即座に、

ジョンソン(副大統領)の護衛に就けと仲間の警護官に無線連絡する。

親指を下に突き出す。ただそれだけの合図で、

ジョンソンが大統領代行になったとヒルは告げたのだ。

ジョンソンの命を守るという使命が、彼らの最優先事項となった。


ケネディ暗殺 ウォーレン委員会50年目の証言 上

ケネディ暗殺 ウォーレン委員会50年目の証言 上


暗殺の謎は深まるばかり

新刊「ウォーレン委員会 50年目の証言」(文春)も読み始めた。