本日、読了。
この物語のエンディングは誰でも知っている。
1963年11月22日 テキサス州ダラス、エルムストリート。
考えてみれば、現役のアメリカ合衆国大統領が
白昼に暗殺されるということは大事件だ。
衝撃で言えば9.11に匹敵する。
ケネディ暗殺 50年目の真実 KILLING KENNEDY
- 作者: ビル・オライリー,マーティン・デュガード,江口泰子
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2013/11/08
- メディア: 単行本
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クライマックスは承知の上なのだが、
ダラスのシーンには強烈に引き込まれる。
今回、印象に残ったのはこの場面。
(大統領車の)トランクにしがみ付いたまま、ヒル(大統領夫人のシークレットサービス)が
後続車のほうを振り返る。後続車のステップに立つ警護官のポール・ランディスの
視線を捉えると、かぶりを振って片手の親指を下に突き出した。
その合図を見た警護官のエモリー・ロバーツが即座に、
ジョンソン(副大統領)の護衛に就けと仲間の警護官に無線連絡する。
親指を下に突き出す。ただそれだけの合図で、
ジョンソンが大統領代行になったとヒルは告げたのだ。
ジョンソンの命を守るという使命が、彼らの最優先事項となった。
- 作者: フィリップシノン,Philip Shenon,村上和久
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
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暗殺の謎は深まるばかり
新刊「ウォーレン委員会 50年目の証言」(文春)も読み始めた。