Makotsu Garage

本と映像と音楽の記録(ガレージ)

小津安二郎生誕110年

今日は小津安二郎の生誕110年にして、没後50年。

Googleのトップ画面が東京物語になった。

なかなか味のあるイラストだ。



朝日新聞天声人語”も小津安二郎だった

作品の多くは、家族や人のつながりを「無情の相」としてとらえる。

古き良きものが崩れていく現実が淡々と示される。

作詞家の故・阿久悠さんは小津映画を見ながら、

家の間取り図を画がいたことがあったそうだ・・・


同じような話を聞いたことがある。

確か山田太一の「岸辺のアルバム」のことだったかもしれない。


小生も家の間取りを思い描いたことがある。

それは”サザエさん”の家だ。

長谷川町子美術館で磯野家の模型を見た時は驚いた

思い描いたものと全然違っていたから。


 磯野家間取り


家族というテーマは、ある時まで形は変えつつも普遍だったのだろう。

それが今は希薄なものになってしまったのだろうか? 

いや、そんなことはない、

小津映画がこれほど語り継がれているのが証拠だ。

単調、マンネリと言われようが小津作品は不滅なのだ・・・


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