Makotsu Garage

本と映像と音楽の記録(ガレージ)

「ローズ」ベッド・ミドラー 

「ローズ」とブログに記したところで、そのまま寝てしまった・・・

5月23日の朝日新聞夕刊で、漫画家の藤村真理さんが

ベッド・ミドラーの映画「ローズ」について書いていた。


ローズ オリジナル・サウンドトラック

ローズ オリジナル・サウンドトラック


ローズは1979年の映画。

ベトナム戦時中の60年代、アメリカを舞台に、酒と麻薬に溺れながらも歌いつづけた

女性ロック・シンガー「ローズ」の愛と激情の人生を描いている。

ヒロインのローズはジャニス・ジョプリンがモデルとなっている。


藤村真理さんは、ローズが故郷フロリダで

大観衆を前に「ステイ・ウィズ・ミー」を歌うシーンを

絶賛している! なるほど渋い!


初級革命講座 飛龍伝 (角川文庫)

初級革命講座 飛龍伝 (角川文庫)


小生にとっての「ローズ」は、「つかこうへい」であり。

「初級革命講座 飛龍伝」の長台詞にからむBGM「ローズ」である。

ピアノのイントロから切々と歌いあげられ、

ボルテージがマックスとなり、穏やかなエンディングを迎える。

これほどに芝居の台詞がのる音楽があるだろうか!


泊  神林、お前にもらったハンカチ持っていってもいいか
      これで妹の涙をふいてやりてえんだ
      いつも泣いてた妹だからきっと成仏できる、喜んでくれると思うんだ
      ・・・早稲田、行くぞっ!!  

     (つかこうへい「飛龍伝」より)


泊たち早稲田の学生は、機動隊に向かって突進し。校歌「♪都の西北」が流れるなか、
早稲田の学生達は、みな撃たれて倒れていく。

ナレーション「全共闘、泊平助、死亡」と入った後、神林と山崎の最後のラブシーンとなる。
息を飲むほど美しいキスのあと、ついに最期の別れ。神林はフッと微笑んで、山崎に向かって敬礼する。


流れてくるピアノのイントロは、ベット・ミドラーの名曲「♪ROSE」