千家国麿さんだそうだ。
千家氏の祖は、古事記、日本書記の国譲り神話に遡る。
もはや神話の世界・・・
カラー版徹底図解 古事記・日本書紀―神々とともに歩んだ日本創世記
- 作者: 榎本秋
- 出版社/メーカー: 新星出版社
- 発売日: 2007/11/01
- メディア: 単行本
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小生は國學院大学出身だが経済学部の為、この方面は不得手である。
改めて知ろうとしても、なかなか分かり易いコンパクトなものがない。
出雲観光ガイドのサイトにある説明が分かり易かった。
昔々、出雲の国は大国主大神(オオクニヌシノオオカミ)という神様が治めていました。
しかし高天原(天上の神々の国)を治めていた天照大神(アマテラスオオミカミ)はその様子をご覧になり、
「葦原中国(あしはらのなかつくに)は我が子が統治すべき」とお思いになりました。
※葦原中国・・・色んな解釈がありますが、ここでは出雲地方を指す解釈そこでアマテラスは「先に行って地上の神たちを服従させなさい」とおっしゃってアメノホヒ(天照大神の第二子)を遣わし下しましたが、
アメノホヒはオオクニヌシを尊敬し家来になってしまい、そのまま帰ってくることはありませんでした。
アマテラスは新たにアメノワカヒコを遣わしましたが、この神はオオクニヌシの娘に心を奪われ、
御殿を建てて住みついてしまいました。アマテラスは様子を見てくるようにと鳴女(なきめ)と呼ばれるキジを送りましたが、
キジはアメノワカヒコに射殺されてしまいました。
使者が誰も帰ってこないので、アマテラスは力自慢のタケミカヅチと足の速いアメノトリフネ(日本書紀ではフツヌシ)
の二神を差し向け、武力で解決しようと考えました。
中略
タケミカヅチが出雲に帰り、オオクニヌシにそのことを伝えると、
オオクニヌシは「仰せのとおりこの国をお譲りします。
そのかわり、高天原の大御神様の御殿のような神殿を建てていただきたい。」と答えました。
タケミカヅチは願いを聞き、オオクニヌシのために大きな神殿を建てました。
・天照大神(アマテラスオオミカミ)は皇室の祖神。
・オオクニヌシのための大きな神殿が、オオクニヌシを祀る出雲大社。
・そしてアメノホヒ(天照大神の第二子)がこの祭祀を司るように命じられ、その子孫が
オオクニヌシの祭りを行うようになり、その後裔が出雲臣氏で、
出雲国造であり、現在も出雲大社の宮司をつとめる千家氏と北島氏。
- 作者: 武光誠
- 出版社/メーカー: 宝島社
- 発売日: 2014/04/15
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わかりやすいのか、わかりにくいのか・・・(どうもカタカナは不得手である。)
どうやら、ご先祖は2600年以上前に繋がっていたようだ。
千家氏がもの凄い歴史ある名家であることがわかる。
「島根県では出雲国造(千家氏、北島氏)の権威はたいへんなもので、
そもそも「国造」などと呼び捨てにしては叱られる。「国造さま」と呼ばなくてはいけない。
元日の新聞には島根県知事の年頭の挨拶とともに、出雲国造の挨拶が掲載されるし、
島根県で重要な公式行事が開催されるときには島根県知事が列席するだけでは体裁が整なわず、
出雲国造も列席しないと形にならないのだそうだ。
ご婚約おめでとうございます。