Makotsu Garage

本と映像と音楽の記録(ガレージ)

幕末維新の城 

権威の象徴か、実戦の要塞か

この本は面白かった。

幕末維新時に築かれた西洋式城郭(要塞)、台場(砲台)。

戊辰戦争から西南戦争の舞台となった城郭を語る。



この時期の城郭でもっとも有名なのは函館五稜郭だが、

これ以外にも、蝦夷福山城松前城)、五島福江城信州龍岡城

上州前橋城と幕末には西洋式を取り入れた城郭が建設されていた。


 五稜郭

 五稜郭にあった箱館奉行所


あと面白かったのが、幕末維新の戦いと城郭。


  ・天誅組高取城

  ・山口城と殿様の嘘(幕府を欺き、萩から山口へ藩庁を移す)

  ・浜田城炎上 (第二次長州征伐で長州藩の反撃に遭い、敗走)

  ・小倉城と寅 (  〃        〃        )     

  ・閉じられた淀城の門 (鳥羽伏見の戦いで官軍に寝返る)

  ・大阪城炎上。(官軍引き渡し直前に、謎の失火で全焼)


非常に興味が沸いたのが

奈良県にある”天空の城”高取城

なぜ? こんな山奥に大規模な城郭があるのだ?

これは別途記したいと思います。