全日本プロレス超人伝説

高田馬場芳林堂では本書がベストセラー総合第一位！

驚くとともに嬉しかった。いいお客さんが付いているね〜。

著者は元東京スポーツ運動部長でプロレス界の重鎮門馬忠雄。

門馬さんが語るとなれば実話・秘話満載である。

全日本プロレス超人伝説 (文春新書)

語られる超人は、文句なしの人選。

ジャイアント馬場、ジャンボ鶴田、ザ・デストロイヤー、アブドラ・ザ・ブッチャー、

ミル・マスカラス、大仁田厚、ザ・ファンクス、スタンハンセン・ハンセン、

ブルーザ・ブロディ、ザ・グレート・カブキ、三沢光晴、小橋健太、

天龍源一郎、ジョー樋口。

今まで明かされていない実話が多く、非常に面白い、

マスカラスのファイト・スタイルは言わば唯我独尊で、対戦相手に迎合しない。

「いつかあいつの鼻をへし折ってやる」と毛嫌いする選手が多かった。

マスカラスとブロディは、タッグマッチであるにもかかわらず

ファイトが全く噛み合わない。ブロディがイライラしてマスカラスを

張り倒そうとする。マスカラスはこれをスカす・・・

新日本プロレスの荒々しいドラスティックさによく比べれば

刺激的ではないが、「明るく、楽しく、激しく」という全日本プロレス

を十二分に体現し、魅力的な数々の物語である。

三沢光晴が亡くなって5年か・・・

月日の経つのが早すぎる。