小泉孝一氏が10年にして思うことを綴った新刊。約一時間で読了。
それだけ集中して倒産の真相を追い求めたのだが・・・・
- 作者: 小泉孝一
- 出版社/メーカー: 論創社
- 発売日: 2014/10
- メディア: 単行本
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本書の感想は出版社の友人がFacebookに書いた読後感に集約される。
抜粋すると
「(書名の)”成長”と”衰退”にわけると”成長”が85%で”衰退”が15%程度。
鈴木書店の倒産から13年経とうとしている今となっては、もっと”衰退”に頁を
割いて欲しかったと思います。」
「出版社にいた者にとって、末期の鈴木書店の裏側には謎が多かったはずです。
(中略)”鈴木書店の倒産が出版業界の教訓とならなかったことが残念で仕方が
ない”とおっしゃるなら、尚更です。」
全く同感だった。解答を求めても記載がなかったのだ。
著者は、倒産5年前の1996年に退職しているので、最末期の記述が
ないのは仕方がないのかもしれないが・・・・・。
そのあたりは「鈴木書店倒産記者会見」(2001.12.7)が詳しい