Makotsu Garage

本と映像と音楽の記録(ガレージ)

中村仲蔵ふたたび  志の輔らくご

大忠臣蔵」「中村仲蔵」を聴くのは2年振り。

前回以上に興奮している。


やはり志の輔らくごは凄すぎる!



落語という言葉で説明するのが全く持ってもどかしい。

そんなレベルではないのだ。


前半の「大忠臣蔵」は前回以上に脳味噌に染み入った。

二代目竹田出雲・三好松洛・並木千柳の合作による仮名手本忠臣蔵

理解が進む。中村仲蔵に続く「五段目・恩愛の二つ玉」についても。

我々の知っている忠臣蔵は、仮名手本忠臣蔵の30%だということも改めて痛感する。


  仮名手本忠臣蔵「五段目・斧定九郎


そして中村仲蔵

江戸時代中期、浪人斉藤某の子として生まれ、血筋が何より大切とされる歌舞伎界にあって

門閥外から大看板となった立志伝中の役者”初代中村仲蔵”を題材にした落語である。

一心不乱に芸を磨き、「芸きちがい」と呼ばれながらも歌舞伎に新たな境地を切り開き、

名跡・芸神となる中村仲蔵の姿に、

落語家「立川志の輔」の生き様を見たような気がする。



「2015志の輔らくご in PARCO」のチラシがあった。

もう酉の市、年末ですな・・・。