小さな本屋さんがある(あった)。
白楽駅前で唯一のいわゆる”街の本屋”さんだ。
今月16日、店主が急逝し店を閉じることとなった。
店主の奥様は閉店をしらせる張り紙をシャッターに貼った。
すると張り紙には常連客より感謝の言葉が多数つづられていた。
「ブックス玉手箱」さんはうちの会社のお取引先だった。
営業担当から張り紙のコピーを見せてもらった。
そのメッセージを見たら目頭が熱くなってきた。
仕事がら書店さんの閉店に接する機会は多い。
特に街の本屋さんの閉店は日常的な風景になってしまった。
しかし、その書店さん1店、1店には、多くの本好きなお客さんが
ついているのだ。張り紙を見てそれを痛感する。
これで白楽駅前には本屋さんが無くなった。
本好きなお客さんはどうなってしまうか・・・
お客さんの何割かは、これで本に接する機会を失ってしまうのだろう。
ノスタルジックやセンチメンタリズムではない、
無力感なのだ。
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