先週、小田原のういろうを買いに行った話をする。
ゲスト出演していたのを聴いて・・・
久米宏が「小田原のういろうが本家本元なんです。これを
食べると、目からウロコが落ちますよ!いままで知っていた
ういろうは何だったんだ? って」 とまで言っていた。
ここまで言われたら行くしかない。
強引にみんなを説得して小田原へ向かう
ういろうの歴史もこれまた興味深い。
外郎(ういろう)家の先祖は陳延祐という中国浙江省出身の公家。
元が明に滅ぼされた時に博多に亡命し、官職名の一部をとり
陳外郎と名乗った。陳氏は医術に長けており。
その子孫は室町幕府の庇護のもと京都に在住し、
薬のういろう「透頂香(とうちんこう)」を代々製造販売していた。
ここまでは薬のういろうの話。
外郎一族は朝廷の典医と並んで外国信使の接待役をも
務めていた。そして自ら接待に菓子を考案した、
この菓子が評判となり「お菓子のういろう」と呼ばれた。
その後、今に至るまで代々、薬を菓子を造り続けている。
小生の知っている”ういろう”は
だったので、知らないことばかりで目からウロコが落ちた。
肝心のお菓子のお味は・・・
ウロコは落ちなかったように思う(笑)