Makotsu Garage

本と映像と音楽の記録(ガレージ)

外郎(ういろう)売り

先週、小田原のういろうを買いに行った話をする。

キッカケはTBSラジオ久米宏ラジオなんですけど」

外郎家の25代当主が外郎武(ういろう・たけし)さんが

ゲスト出演していたのを聴いて・・・


久米宏が「小田原のういろうが本家本元なんです。これを

食べると、目からウロコが落ちますよ!いままで知っていた

ういろうは何だったんだ? って」 とまで言っていた。

ここまで言われたら行くしかない。


強引にみんなを説得して小田原へ向かう


 株式会社ういろう


ういろうの歴史もこれまた興味深い。

外郎(ういろう)家の先祖は陳延祐という中国浙江省出身の公家。

元が明に滅ぼされた時に博多に亡命し、官職名の一部をとり

外郎と名乗った。陳氏は医術に長けており。

その子孫は室町幕府の庇護のもと京都に在住し、

薬のういろう「透頂香(とうちんこう)」を代々製造販売していた。

ここまでは薬のういろうの話。



外郎一族は朝廷の典医と並んで外国信使の接待役をも

務めていた。そして自ら接待に菓子を考案した、

この菓子が評判となり「お菓子のういろう」と呼ばれた。


1504年、外郎氏は北条早雲に招かれて小田原に移住し

その後、今に至るまで代々、薬を菓子を造り続けている。



小生の知っている”ういろう”は

  ・テレビCMの青柳ういろう
  ・芝居練習の「外郎売り」

だったので、知らないことばかりで目からウロコが落ちた。

肝心のお菓子のお味は・・・  

ウロコは落ちなかったように思う(笑)