日本の出版流通物流通システム

「取次と書店の関係から読み解く」

・・・・って一体何が書いてるのだろうか？

一応購入し、読了した。

日本の出版物流通システム ? 取次と書店の関係から読み解く (九州大学人文学叢書 7)

著者は、出版業界内の人間ではない。

1976年生まれで九州大学を卒業し、

現在、流通科学大学商学部准教授。

地理学を中心とした学際的な視点から

その空間構造が中間業者（卸）と小売業者の

「垂直的企業関係」によって受ける影響を分析する。

その空間構造分析のモデルとされているのが

取次と書店間の（出版物流通システム）。

その図解入りの切り口はなかなか面白い。

　　・各取次帳合の分布とその特徴

　　・取次会社間のシェアの変化要因

　　・北海道における帳合別の書店出店・廃業状況

　　・福岡県での帳合関係からみた書店立地動向

　　・流通革新と川下へのパワーシフトの関係

切り口と分析は大変面白いのだが、いかんせんデータが古い・・・

またデータソースが「日書連名簿」や「ブックストア全ガイド」だけだとやはり限界がある。

うーん「ブックストア全ガイド」（アルメディア）が

見たくなった！　どこで買えるのだろうか・・・。