ポスターハリス・カンパニーが主催する
「現代演劇ポスター展」を渋谷ヒカリエに見に行く。
会場では、アングラ演劇全盛期の1960年代後半から70年代、
演劇ブームが湧き起こった80年代、現代までの
演劇ポスター150点を公開している。
大袈裟ではなく、大学で芝居に出会い私の人生は大きく変わった。
今の私はその延長にある。
中でも劇的に脳味噌と肉体を覚醒された時期があった。
1982年の秋の非常に短期に観た三本の芝居がそれだ。
なぜ、あんなに短期間に、もの凄い衝撃をうけたのか・・・
感性が多感で研ぎ澄まされた青春時代でもあり、
日本演劇史の時期的な幸運もあった。
小劇場第一世代、第二世代が混在した最晩年であり、
第三世代が勃興してきた時期であった。
今回の展覧会では、自分が体験してきた時代の変遷を
リアルなポスターで再現でき、異様に興奮した。
ちなみに1982年に観た三本とは、
・劇団つかこうへい事務所「蒲田行進曲」(新宿紀伊國屋ホール)
この芝居を観終わった後は、脳味噌がかき混ぜられ
息をするのも苦しいほどの興奮だった。
リアルなポスターでそんな興奮が蘇った。
いい展覧会だった。
そして会場で行われた麿赤児、四谷シモン、桑原茂夫、笹目浩之トークライブ
これが秀逸だった。
つづく・・・
ポスターを貼って生きてきた。 就職せず何も考えない作戦で人に馬鹿にされても平気で生きていく論
- 作者: 笹目浩之
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