これも東京国際ブックフェア
閉会間際のタイムセール(?)でゲットした。
「都市にはなぜ娯楽があるのか?」
昭和の都市の娯楽を考察した興味深い一冊。
写真、資料が豊富に収録され、中身は大変充実。
- 作者: 三浦展
- 出版社/メーカー: 柏書房
- 発売日: 2015/04/24
- メディア: 単行本
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取り上げられる娯楽施設は
・戦後欲望の解放区 船橋ヘルスセンター
・下町に花開いた庶民の遊び場 江東楽天地
・娯楽大国アメリカへの夢 ボウリング場狂想曲
・競馬場はなぜ府中と中山にあるのか
・娯楽がなければ街ではない 東京寄席散歩
本書で紹介する昭和の娯楽はパワフルだ!。
街もビルも今までにないものをゼロからつくってしまう。
でも、現代の都市開発のように無機的ではない。もっと泥臭く、
汗臭く、人間臭い雑踏をつくる。
そしてもっといい加減である。ノリがいい。勘で動く。
リスクマネジメントだのコンプライアンスだのセキュリティだの、
そんな面倒くさいものはない。
人々がもの凄い勢いで集まり、ワイワイ騒ぎ、汗を流し、酒を飲み、笑う・・・