Makotsu Garage

本と映像と音楽の記録(ガレージ)

さようなら リブロ池袋店

もうリブロ池袋店閉店の話はいいだろう・・・

と言われるくらいこのニュースは、多くのメディアで取り上げられている。


1975年9月のオープンから40年、7月20日(月・祝)が最終営業日となる。

小生も大変思い出深い書店なので、お別れに行ってきた。



入口付近には、マスコミで大きく取り上げられている

多くの作家の「手書きメッセージ」、

「40年間ありがとう。今も心に残るこの1冊」フェアがある。




小生がはじめてリブロにいったのは高校生の頃だったろうか。

たぶん西武百貨店の上層階にあった頃だと思う。カッコいい本屋だった。

大学に入り芝居を始めると、店内の芸術書専門店「アール・ヴィヴァン」や

演劇専門店「ワイズフール」によく通った。

店の一角にあった詩集専門店「ぽえむ・ぱろうる」も懐かしい。

ニューアカデミズム華かしき時代にもよく行った。

セゾン文化最盛期の頃のリブロはカッコよかった!


その後、池袋店は何回か場所が変わった。

分かり難くなったな〜 とその都度思った。

だんだん普通の本屋さんっぽくなっていくな〜とも思った。



「ぽえむ・ぱろうる」が書籍館2階に”ひとつきすこしの”限定復活をしていた。

1980年代からの現代詩手帖のバックナンバーが凄い。

児童書専門店「わむぱむ」もさよならセールを開催中だった。



一時代を築いた名書店の最後を目に焼き付けてきた。

店員さんの「ありがとうございました。またお越しください」

という挨拶に、ちょっときた・・・


セゾン文化は何を夢みた

セゾン文化は何を夢みた


「40年間ありがとう。今も心に残るこの1冊」フェアの中に

家元(立川談志)の笑顔があった。 講談社の新刊だ。

冒頭にこう記してある。

「いい笑顔ですね。毒舌を一瞬にして相殺して余りある笑顔は

 昔から売りでしたが、それにしてもいい笑顔です。しかも柔和です。」

お土産にこの本を購入した。



いつも心に立川談志

いつも心に立川談志