これは壮絶なドキュメンタリーだ。
ちょっとしたことから「人事に情をからめた」結果、
パナソニックという大企業が「戦略なき失速の時代」を
20年以上に渡って続けてしまったという事実。
特に本書の中で大きな失策とされている
・MCA(現NBCユニバーサル)の売却
・プラズマ・ディスプレイへの集中投資と撤退
と人事抗争の関係は読んでいて突き刺さる。
- 作者: 岩瀬達哉
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2015/04/02
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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本書の内容は、多くの大企業の経営者にとって
他山の石となりうるのだろうか?
人間、当事者になってしまうと・・・
企業経営って難しいんだね〜。
本書は一読の価値ありです。