昭和20年8月22日に生まれたタモリの半生と
戦後ニッポン(特に社会・風俗・芸能史)を重ね合わせ、
現代史を検証・考察した1冊。著者は近藤正高。
タモリ本としては新たな切り口だ。
- 作者: 近藤正高
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2015/08/20
- メディア: 新書
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とはいえ本書のメインはタモさんの半生。
その中身は非常によく調べられており、
タモリマニアの小生も知らない話が数多くあった。
特に山下洋輔との奇跡的な出会い生んだ
以前の福岡時代(朝日生命保険、ボウリング場支配人、バーテンダー)
の詳細については始めて聞く話ばかりだった。
また「笑っていいとも!」については、
「いいとも!」が終わった日・・・
と非常に多面的に論じており、非常に興味深い。
少々理屈っぽくはあるが、小生のような
タモリマニアの好奇心を十分に満たしてくれる一冊だった。
しかしタモさんだったらこう言うだろうな・・・
「俺のやる事に意味なんかあるわけないだろ!」(出典 爆笑問題の田中に)
「真剣にやれよ!仕事じゃないんだぞ」