日中、NHK出版から発売されるDVD
「立川談志全集 よみがえる若き日の名人芸」の件で
訃報だったので、正直驚いた。
小生の世代には「月の家円鏡」さんという方が
いまだに馴染みがある。「ヨイショ」
「なごやか寄席」シリーズ 八代目 橘家圓蔵 鰻の幇間/堀の内
- アーティスト: 橘家圓蔵(八代目)
- 出版社/メーカー: USMジャパン
- 発売日: 2010/10/20
- メディア: CD
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小生が幼少の頃、月の家円鏡さんは
テレビやラジオ、CMなどので人気を博していた。
持ち前の頭の回転の速さからなぞかけを得意とし、
その速さから「早いが取り柄の出前と圓鏡」
「早いと言えば、圓鏡か新幹線か」と自称していた。
小生は聞いたことがないのだが、
談志・円鏡 歌謡合戦(1969年〜1973年、ニッポン放送)
という伝説のラジオ番組があった。
もの凄いスピード、テンポで掛け合い、疾走する。
そのぶっ飛び方、キレ味、ナンセンス
イリュージョンな不条理な笑いの世界・・・
往年のお笑い通はこぞってこの番組を絶賛する。
私の演芸通の友人は常々こう語る。
「落語家はもっと外に出ていかないとだめだ。
自らどんどんテレビのバラエティー番組に出て顔を売っていた。
今、テレビで顔が売れているのは立川志の輔さんぐらい。
確保できる保証は全くない。 ”笑点”と寄席と落語会だけでは
ファン層は先細り、忘れられちゃうよ。」
立川談志とともにテレビ画面を通じて
お茶の間に打って出た落語家”橘家圓蔵”。
その功績は非常に大きい。
「ヨイショっと」
合掌。