「つかこうへい」をここまで裸にしてもいいのだろうか?
ふと読む手を止めて考える。
しかし、1982年以来、我々が知ろうとしていた
つかこうへいの姿がここに描かれている。
ましてや著者はヤスこと長谷川康夫さん。
この上ない書き手だ。
この正伝がなければ、我々は「つかこうへい」を
正確に後世に伝えることができないだろう。
- 作者: 長谷川康夫
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2015/11/18
- メディア: 単行本
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日本の演劇史には
「つか以前」「つか以後」と言う言葉がある。
もっというと扇田昭彦は「つか演劇は二つあった」
とまで言い切る。つまり1982年以前と1989年以後だ。
もちろん本書が語るのは前者である。
一昨日より本書を読み始めた。
全脳細胞をフル活用し、一字一句のすべてを
刻み込むように読んでいる。
のめり込む様に貪りつくように読んでいる。
とても文具検定の勉強が手につかない・・・
つかこうへいによるつかこうへいの世界 (角川文庫 (6219))
- 作者: つかこうへい
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 1985/09
- メディア: 文庫
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