Makotsu Garage

本と映像と音楽の記録(ガレージ)

つかこうへい正伝 1968-1982 長谷川康夫

「つかこうへい」をここまで裸にしてもいいのだろうか? 

ふと読む手を止めて考える。


しかし、1982年以来、我々が知ろうとしていた

つかこうへいの姿がここに描かれている。

ましてや著者はヤスこと長谷川康夫さん。

この上ない書き手だ。

この正伝がなければ、我々は「つかこうへい」を

正確に後世に伝えることができないだろう。


つかこうへい正伝 1968-1982

つかこうへい正伝 1968-1982


日本の演劇史には

「つか以前」「つか以後」と言う言葉がある。

もっというと扇田昭彦は「つか演劇は二つあった」

とまで言い切る。つまり1982年以前と1989年以後だ。

もちろん本書が語るのは前者である。


一昨日より本書を読み始めた。

全脳細胞をフル活用し、一字一句のすべてを

刻み込むように読んでいる。

のめり込む様に貪りつくように読んでいる。


とても文具検定の勉強が手につかない・・・