Makotsu Garage

本と映像と音楽の記録(ガレージ)

瀧川鯉昇 (TBS落語研究会)

鯉(こい)が昇ると書いて瀧川鯉昇(りしょう)さん。

9月の「柳昇チルドレンの会」で初めて聞き 

私の中で最近、急上昇な噺家さん。

師匠は春風亭柳昇。ゆるさで名高い”落語芸術協会”の所属。

本日のTBSテレビ落語研究会でも「武助馬」で大爆笑を誘った。



鯉昇さんの「つかみ」は絶品だ。

高座に上がりお辞儀をした後、数秒間自分の顔を

見せびらかすかのごとく客席を見渡す。

そのにこやかな笑顔から観客は

「何を話すのか・・」と期待するが、暫く何も話さない・・・

その場の緊張感に耐えられなくなった客は、

悲鳴にも似た笑い声を上げてしまう。



この「まくら」から「サゲ」まで

にこやかな笑顔で飄々と喋る姿は、

「脱力系」落語と称される。

これはツボにはまる。


同じ春風亭柳昇の兄弟弟子である

昔昔亭桃太郎さんも同じく「脱力系」。

「脱力系」落語はハマるとヤバイです・・・