Makotsu Garage

本と映像と音楽の記録(ガレージ)

忠臣蔵でござる うなりあいますわ (イイノホール)

12月14日(月)イイノホール

忠臣蔵でござる うなりあいますわ」を観る(聞く)

毎年恒例のイベントだが、レギュラーだった柳亭市馬師匠が

落語協会会長というご多忙の為、欠席。

代わりに柳家喬太郎林家彦いち三遊亭白鳥が出演し

くしくも、SWA(創作話芸アソシエーション)の復活となった。



オープニングは緞帳前で赤穂浪士に扮した

喬太郎、彦いち、白鳥のグダグダトーク

いや〜SWAの面々は昔のままで全く変わっていない

嬉しい・・・!


そして緞帳が上がると!

なんと昇太さんが浪曲の舞台に立っている。

出演予定だった国本武春さんが急遽、体調不良で

欠席となっていたが、まさか昇太さんが代演とは・・・。


大御所”沢村豊子”さんの三味線にのって

いんちき浪曲昇太出世伝」を唸る

これはかなり面白かった。



そして、喬太郎、彦いち、白鳥の三人による三大噺リレー落語

まあこれもSWAっぽくグダグダでした(笑)


そして忠臣蔵の小芝居。

大石内蔵助(白鳥)、堀部安兵衛(彦いち)、そして

二人吉良上野介「吉良〜ズ」(昇太、喬太郎)。
 

吉良〜ズは客席後方より花道を歌いながら登場。

曲はピンキーとキラ―ズ(吉良)の「恋の季節

まるで熱海殺人事件の大山金太郎の登場だ!

そして舞台上ではミラーボールが回り

「吉良〜ズ」の歌謡ショ―となる。

(ビューティーペアの「駆け巡る青春」)


このへんも喬太郎さんの影響か、テイストがほとんど「つか芝居」。



例年、演目のトリは市馬師匠の「俵星玄蕃」の熱唱なのだが、

今回は、美人浪曲師「玉川奈々福」さんが熱唱。

かなり良かったのだが

やはり一年の締めは柳亭市馬師匠の

俵星玄蕃を聞きたかったのが正直なところ・・・


全体に来年の開催が心配になるような内容でした(笑)

でもSWAメンバ―が観れたのは良かった。



俵星玄蕃風間杜夫さんも持ち歌だったな・・・

イイノホールの夜景は大都会だ。